リアリティショック
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リアリティショック(英: reality shock)とは新たに職についた労働者などにおける期待と現実との間に生まれるギャップにより衝撃を受けることである。また小川憲彦は組織参加時だけでなく各節目でも発生するとしている[1]。
エドガー・シャインの『キャリア・ダイナミクス』によればen:Everett HughesのMen and Their Work(1958年)[2]で命名された新採労働者が仕事からうける期待とのギャップによるショックのことである[3]。
看護師[4][5]、幼稚園実習[6]、大学生の学業[7]などで研究されている。
脚注
[編集]- ^ 小川憲彦「リアリティ・ショックが若年者の就業意識に及ぼす影響」『経営行動科学』第18巻第1号、経営行動科学学会、2005年、31-44頁、doi:10.5651/jaas.18.31、ISSN 0914-5206、NAID 110003774673。
- ^ Hughes, Everett C (1958). Men and their work. Free press .
- ^ 自律的キャリア開発に基づいた若手社員のリアリティ・ショックの再検討
- ^ 佐居由美, 松谷美和子, 平林優子, 松崎直子, 村上好恵, 桃井雅子, 高屋尚子, 飯田正子, 寺田麻子, 西野理英, 佐藤エキ子, 井部俊子「新卒看護師のリアリティショックの構造と教育プログラムのあり方」『聖路加看護学会誌』第11巻第1号、聖路加看護学会、2007年6月、100-108頁、doi:10.34414/00014994、hdl:10285/796、NAID 110006966997。
- ^ 福田敦子, 花岡澄代, 喜多淳子, 津田紀子, 村田惠子, 矢田眞美子, 中村美優, 鶴田早苗, 松浦正子, 伊藤佳代子, 古城門靖子「病院に就職した新卒看護職者のリアリティショックの検討:潜在構造の分析を通して」『神戸大学医学部保健学科紀要』第20巻、神戸大学医学部保健学科、2005年3月、35-45頁、doi:10.24546/00406553、NAID 110004624960。
- ^ * 谷川夏実「幼稚園実習におけるリアリティ・ショックと保育に関する認識の変容」『保育学研究』第48巻第2号、日本保育学会、2010年、202-212頁、doi:10.20617/reccej.48.2_202、ISSN 1340-9808、NAID 110008007347。
- ^ 半澤礼之「PE073 大学生の学業に対するリアリティショックと学業適応(1) : 大学進学動機による学業に対するリアリティショックの差異」『日本教育心理学会総会発表論文集』第49巻、日本教育心理学会、2007年、490頁、doi:10.20587/pamjaep.49.0_490、ISSN 2189-5538、NAID 110006429814。