リチャード・クック (指揮者)
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リチャード・クック(Richard Cooke)は、イギリスの指揮者、合唱指揮者。
略歴
[編集]イングランド南西部のコーンウォール州に生まれる。1982年より1991年までロンドン・フィルハーモニー合唱団の指揮者、1984年よりカンタベリー合唱協会の合唱指揮者、1995年より王立合唱協会(ロイヤル・コーラル・ソサエティ)の音楽監督をつとめる。またセントポール教会少年合唱団やケンブリッジ大学キングズ・カレッジ合唱団の指導者を歴任。合唱指揮者としてテンシュテットと組んだマーラーの交響曲第8番、ハイティンクとのヴォーン・ウィリアムズの『海の交響曲』(いずれもロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)は高く評価されている。指揮者としてもロンドン・ヘンデル・オーケストラを指揮してバッハ、ヘンデル、モンテヴェルディの作品を演奏し、またロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、カンタベリー合唱協会とともにBBCプロムス最終夜(The Last Night of the Proms)に登場するなど多面的な活躍を続けている。1996年にはエセックス大学から名誉博士号を授与されている。