リヒャルト・アヴェナリウス
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生誕 |
1843年11月19日 フランス・パリ |
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死没 |
1896年8月18日 (52歳没) スイス・チューリッヒ |
時代 | 19世紀の哲学 |
地域 | 西洋哲学 |
学派 | 経験批判論[1] |
研究分野 | 実証主義、論理実証主義、科学哲学 |
影響を受けた人物
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リヒャルト・ハインリヒ・ルートヴィヒ・アヴェナリウス(Richard Heinrich Ludwig Avenarius、1843年11月19日 - 1896年8月18日)は、フランス・パリ生まれのドイツ、スイスの哲学者。オーストリア出身の物理学者、科学史家、哲学者のエルンスト・マッハと共に経験批判論の創始者として名高い。
生涯
[編集]1843年11月19日、フランス・パリに生まれ、ライプツィヒ大学に学んだ。
1868年、オランダの哲学者、神学者であるバールーフ・デ・スピノザの汎神論に関する論文でPh.D.(学位)を取得。
1876年に私講師を務め、翌年の1877年から1896年のに亡くなるまで、ドイツの哲学者でチューリッヒ大学にて教授を務めていたヴィルヘルム・ヴィンデルバントの後任としてチューリッヒ大学の教授を務めた。
1888年から1890年にかけて、アヴェナリウスの主著でもある全2巻からなる『純粋経験批判(Kritik der reinen Erfahrung)』を著した。
1891年には『人間的世界概念(Der menschliche Weltbegriff)』を著した。
1896年8月18日にスイス・チューリッヒで亡くなる。
アヴェナリウスは論理実証主義に大きな影響を与えたが、人間の経験を数学的や独特の用語や記号で表現しようとしたため、唯物論を支持する人々から激しい批判を招いた[2]。
脚注
[編集]- ^ "The critical positivism of Mach and Avenarius" - ブリタニカ百科事典、2012年12月21日閲覧。
- ^ アベナリウス - Yahoo!百科事典、日本大百科全書、2012年12月21日閲覧。
参考文献
[編集]- 栗田賢三、古在由重 著、岩波雄二郎 編『岩波小辞典 哲学』(初版)岩波書店(原著1958年10月10日)。
- “アベナリウスとは”. コトバンク. 2012年12月21日閲覧。
- “アベナリウス”. Yahoo!百科事典、日本大百科全書. 2012年12月21日閲覧。
関連項目
[編集]- ハインリヒ・リッケルト - ドイツの哲学者。チューリッヒでアヴェナリウスを知る。
- イェジイ・ジュワフスキ - アヴェナリウスに師事。