リヒャルト・ホフマン (作曲家)
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リヒャルト・ホフマン Richard Hofmann | |
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生誕 |
1844年4月30日 ザクセン王国 デーリッチュ |
死没 | 1918年11月11日(74歳没) |
ジャンル | クラシック |
職業 | 作曲家 |
リヒャルト・ホフマン(Richard Hofmann, 1844年4月30日 - 1918年11月11日)は、ドイツの作曲家、音楽教師。ライプツィヒで活躍した。
ホフマンはデーリッチュに生まれた。父は町の音楽監督を務める人物だった。アレクサンダー・ドライショクとザーロモン・ヤーダスゾーンの下で学んだ後、ライプツィヒに落ち着き音楽教師となる[1]。ライプツィヒ音楽院の教授として教鞭を執る傍ら、ライプツィヒ合唱協会の指揮者を務めた。
ホフマンはピアノ、弦楽器、吹奏楽器のためにおびただしい数の教育的楽曲を遺している。著作には1890年の『Katechismus der musikinstrumente』(楽器に関する問答式教授法)、1893年の『Praktische instrumentationslehre』(実用的楽器法)などがある[1]。
著明な門人にはジョージ・ストロング、ドナルド・ヘインズ、ジーン・ポール・キュルシュタイナー、フランク・ウェルスマン、リヒャルト・ヴェッツらがいる。
主要作品
[編集]- 管弦楽曲
- 弦楽オーケストラのための『Aus der Jugendzeit』 Op.60
- 室内楽曲
- チェロとピアノのための3つのソナチネ Op.42
- ヴィオラ(またはフルート)とピアノのための『Sonatine für angehende Spieler』(熟達した奏者のためのソナチネ) ヘ長調 Op.46 (1885年)
- オーボエ(またはヴァイオリン)とピアノのための『2 leicht ausführbare Sonatinen』(2つのやさしいソナチネ) Op.47
- クラリネット(またはヴァイオリン)とピアノのための2つのソナチネ Op.48
- ヴァイオリンとピアノのための3つのソナチネ Op.49
- ヴァイオリンとピアノのための2つのソナチネ Op.57
- ヴァイオリンとピアノのための『Leichte Sonate』(やさしいソナタ) Op.61
- ヴァイオリンとピアノのための『Bagatellen』 Op.62
- オーボエとピアノのための『4 Stücke』(4作品) Op.81
- ヴァイオリンとチェロのための『5 Stücke』(5作品) Op.83
- 4つのヴァイオリンのための四重奏曲 Op.98
- ヴァイオリンとピアノのための『8 Vortragsstücke』(8つの演奏会用楽曲) Op.103
- ヴァイオリンとピアノのための『6 Stücke』(6作品) Op.105
- 2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲 ト長調 Op.112
- ヴァイオリンとピアノのための『3 Stücke』(3作品) Op.118
- ヴァイオリンとピアノのための『4 Vortragsstücke』(4つの演奏会用楽曲) Op.119
- ピアノ曲
- 『Heitere Gedanken』(陽気な考え) 全4曲 Op.8
- 『Tarantelle』(タランテラ) Op.9
- 『Blätter und Blüten』(葉と花) 全6曲 Op.10
- 3つのソナチネ Op.34
- 『4 Charakterstücke』(4つの性格的小品) Op.88
- 『2 Stücke in Tanzform』(舞曲の形式による2つの小品) Op.89
- 声楽曲
- ピアノ伴奏による『4 Lieder』(4つのリート) Op.37
ディスコグラフィ
[編集]- 『15 Etüden』(ヴィオラのための15の練習曲) Op.87 - マルコ・ミスチャーニャ (Marco Misciagna, viola - MM02 - 2024)[2]
出典
[編集]- ^ a b Theodore Baker and Alfred Remy, ed. (1919). "Hofmann, Richard". Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd ed.). pp. 407–408.
- ^ Hofmann: 15 Studies Op.87 for Viola - Marco Misciagna, viola 2024年3月18日閲覧。