リュドミラ・ウリツカヤ
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リュドミラ・ウリツカヤ Людмила Улицкая | |
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誕生 |
1943年2月21日(81歳) ソビエト連邦 ダブレカノボ |
職業 | 小説家 |
国籍 | ロシア |
主な受賞歴 |
メディシス賞外国小説部門(1996) ロシア・ブッカー賞(2001) オーストリア国家賞(2014) |
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リュドミラ・エヴゲーニエヴナ・ウリツカヤ(露: Людми́ла Евге́ньевна Ули́цкая, 1943年2月21日 - )は、ロシアの小説家。
経歴
[編集]バシコルトスタン共和国のダブレカノボに生まれる。モスクワ大学(遺伝学専攻)卒業後、1967年から研究員としてモスクワ学術院に所属。1983年に児童文学作品でデビュー、1993年刊行の小説『ソーネチカ』から、散文作家として認められていく。フランスやイタリアで賞を受けるなど、ヨーロッパでの評判が先行し、母国ロシアで認められるのは遅れた。日本語を含め17言語に翻訳されている[1]。モスクワ在住。
2024年3月1日、各種のメディアを通じてウクライナ侵攻に反対し、「LGBT(性的少数者)の思想を宣伝した」としてロシア法務省よりスパイとほぼ同義の「外国のエージェント(代理人)」に指定された[2][3]。
日本語訳作品
[編集]- 『ソーネチカ』(沼野恭子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2002
- 『それぞれの少女時代』(沼野恭子訳、群像社、群像社ライブラリー) 2006
- 『通訳ダニエル・シュタイン』上・下(前田和泉訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2009
- 『女が嘘をつくとき 』(沼野恭子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2012
- 『クコツキイの症例』上・下(日下部陽介訳、群像社) 2013
- 『子供時代』(沼野恭子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2015
- 『陽気なお葬式』(奈倉有里訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2016
- 『緑の天幕』(前田和泉訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2021
主な受賞歴
[編集]- 1996年 『ソーネチカ』でフランスのメディシス賞外国小説部門
- 1998年 『ソーネチカ』でイタリアのジュゼッペ・アツェルビ賞
- 2001年 『クコツキイの症例』でロシア・ブッカー賞
- 2004年 フランス芸術文化勲章シュヴァリエ 受勲
- 2011年 女性の自由のためのシモーヌ・ド・ボーヴォワール賞[4]
- 2012年 朴景利文学賞
- 2014年 オーストリア国家賞
脚注
[編集]- ^ WorldCat
- ^ “ロシア作家を「スパイ」指定 侵攻反対のウリツカヤ氏”. 千葉日報. (2024年3月2日) 2024年5月3日閲覧。
- ^ “露が女性作家ウリツカヤ氏を「スパイ」指定 侵攻反対し、LGBT思想を宣伝”. 産経新聞THE SANKEI SHIMBUN. (2024年3月2日) 2024年5月3日閲覧。
- ^ “Ludmila Oulitskaïa - Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes” (フランス語). www.prixsimonedebeauvoir.com. 2019年1月1日閲覧。