リリウス日
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リリウス日(Lilian Day number)とはグレゴリオ暦開始日からの通算の日数である。LDと略される。ユリウス通日とは異なり、リリウス日は常に(正の)整数である。グレゴリオ暦開始日である1582年10月15日のリリウス日の値が1(0ではない。)であり、以後は2、3、4と増える。
- 1582年10月15日 リリウス日 = 1
- 1582年10月16日 リリウス日 = 2
- 1582年10月17日 リリウス日 = 3
- 2000年 1月 1日 リリウス日 = 152 385
- 2016年 1月28日 リリウス日 = 158 256
リリウス日は、1986年にIBMの Bruce G. Ohms によって発明され[1]、名称はグレゴリオ暦制定の際に改暦委員であった天文学者アロイシウス・リリウス(Aloysius Lilius)にちなむ。
リリウス日付は、グレゴリオ暦の始まりから発生した任意の 2 つの日付間の日数を計算するために使用できる。 現在、IBM 言語環境プログラム (LE) の一部である日付変換ルーチン [2] や IBM AIX COBOL で使用されている[3]。
現代では天文計算の分野ではユリウス通日が主に用いられ、リリウス日はあまり使用されない。
LDの算出方法
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ここでLDはリリウス日、JDは求める日のユリウス通日である。 は、床関数である。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Ohms, Bruce G (1986). “Computer processing of dates outside the twentieth century”. IBM Systems Journal (IBM) 25 (2): 244–251. doi:10.1147/sj.252.0244.
- ^ “CEEDATM—Convert seconds to character timestamp”. z/OS Language Environment Programming Reference. IBM (2021年3月22日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ COBOL for AIX Programming Guide Version 5.1 (First ed.). IBM. (June 2015). CEEDATE—convert Lilian date to character format. SC27-5404-00