リンの定量
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リンの定量法(リンのていりょうほう)は、吸光度計を用いて無機リンの定量を行う方法(FISKE and SUBBAROW, 1925; JBC)。
原理としては、還元型リン-モリブデン複合体がモリブデンブルーに発色することを利用。
方法
[編集]Fiske & SubbaRow Reagent(0.25% 1-amino-2-naphthol-4-sulfonic acid (ANSA), 15% sodium bisulfite anhydrous, 0.5% sodium sulfite anhydrous)と、硫酸と5w/v% Hexaammonium heptamolybdate-tetrahydrateを等量まぜ、約7分間incubationの後に660 nmにおける吸光度を測定する。 OD660=0.363 for 0.5 μmol/mL of phosphorusといわれている。
ただし液中のリン濃度(エステル型+無機)が高すぎると反応が進まず発色しない。
この場合には、リンの濃度を水などで薄め、測定する必要がある。 NaKATPaseを測定する場合にATPを入れすぎるとこのような現象がみられることがある。