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リング符号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
˚
リング符号
ダイアクリティカルマーク
アキュート
´
ダブルアキュート
˝
グレイヴ
`
ダブルグレイヴ
 ̏
ブレーヴェ
˘
倒置ブレーヴェ
 ̑
ハーチェク
ˇ
セディーユ
¸
サーカムフレックス
ˆ
トレマ / ウムラウト
¨
チルダ
˜
ドット符号
˙
フック
 ̡
フック符号
 ̉
ホーン符号
 ̛
マクロン
¯
オゴネク
˛
リング符号
˚
ストローク符号
̸
コンマアバブ
ʻ
コンマビロー
,
無気記号
᾿
非ラテン文字
シャクル  
シャッダ
 ّ
ハムザ
ء
キリル文字  
ティトロ
 ҃
ヘブライ文字  
ニクダー
 ִ
ブラーフミー系文字  
アヌスヴァーラ
 ं
ヴィラーマ
 ्
日本語  
濁点
半濁点
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リング符号(リングふごう、英語: ring)は、ダイアクリティカルマーク(発音区別符号)の一種で、文字の上または下に付される小さなである。

よく似た記号

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各言語における用法

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デンマーク語ノルウェー語スウェーデン語ワロン語
å を用いる。円唇奥舌半広母音 /ɔ/ を表す。
チャモロ語
å を用いる。奥よりの /ɑ/ を表す。
チェコ語
クロウジェク(kroužek)といい、ů を用いる。発音は /uː/ú と同じであるが、歴史的に二重母音 uo に由来する語に用いる。

音声記号

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国際音声記号では、文字の下に置かれ、無声を表す。/ɡ/ のようにディセンダのある (下に長い) 文字では上に書いてもよい。

その他の用法

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サンスクリットの翻字で、音節を形成する r, l を表すのに、IAST方式ではドット符号を用いて ṛ, ṝ, ḷ, ḹ と記すが、ドットのかわりに下つきのリングを使って r̥, r̥̄, l̥, l̥̄ のように記されることもある。ISO 15919 方式でもこの方法を採用し、ṛ, ḷ はそり舌の /ɽ/, /ɭ/ を表すために使用している。

インド・ヨーロッパ祖語の音節を形成する子音も *m̥, *n̥, *l̥, *r̥ のように下つきのリングを用いて表す。国際音声記号ではそれぞれ m̩, n̩, l̩, r̩ にあたる。

符号位置

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記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
˚ U+02DA - ˚
˚
RING ABOVE
̊ U+030A - ̊
̊
COMBINING RING ABOVE (合成可能)
̥ U+0325 1-11-71 ̥
̥
下リング (合成可能), 無声
COMBINING RING BELOW
大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Å U+00C5 1-9-28 Å
Å
Å
å U+00E5 1-9-59 å
å
å
デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、ワロン語、チャモロ語
Ů U+016E 1-10-37 Ů
Ů
ů U+016F 1-10-53 ů
ů
チェコ語
Ǻ U+01FA Ǻ
Ǻ
ǻ U+01FB ǻ
ǻ
U+1E00 Ḁ
Ḁ
U+1E01 ḁ
ḁ
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
U+1E98 - ẘ
ẘ
U+1E99 - ẙ
ẙ


関連項目

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