リンデン (ガイアナ)
リンデン Linden | |
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デメララ川 | |
位置 | |
ガイアナ内のリンデン(Linden)の位置 | |
位置 | |
行政 | |
国 | ガイアナ |
州 | アッパー・デメララ=ベルビセ州 |
町 | リンデン |
町長 | シャルマ・ソロモン[1] |
人口 | |
人口 | (2012年現在) |
町域 | 27,277人 |
備考 | [2] |
その他 | |
等時帯 | UTC-4 (UTC-4) |
夏時間 | なし |
リンデン(Linden)は、ガイアナの都市。首都のジョージタウンに次ぐ同国の第二都市で、アッパー・デメララ=ベルビセ州の州都である。
地理
[編集]首都・ジョージタウンから見て南側、デメララ川の105km上流に位置する。
市街地の約70km西方に位置し、エセキボ川の川中島であるグラック島(Gluck Island)はエコツーリズムの目的地となっている。
歴史
[編集]ボーキサイト鉱山の開発
[編集]1916年、カナダのアルミニウム会社が、ボーキサイトの採掘・加工・販売を目的に子会社のデメララ・ボーキサイト社(Demerara Bauxite Company Limited :DEMBA)をこの地で創業した[3]。国内外の労働者の為の住居が設けられ、インフラ整備も進んだ。
ガイアナ政府により、1971年7月15日にDEMBAはガイアナ・ボーキサイト社(Guyana Bauxite Company Limited :GUYBAU)として国有化され、1975年1月1日には兄弟会社がベルビセ・マイニング・エンタープライズ(Berbice Mining Enterprise Limited :BERMINE)として国有化された。
1977年10月にGYUBAUとBERMINEはガイアナ・マイニング・エンタープライズ(Guyana Mining Enterprise Limited :GUYMINE)として統合されたが、リンデンとベルビゼの2鉱区を別々の事業体に転換するため、1992年6月に政府が公開会社法に基づき、リンデン・マイニング・エンタープライズ(Linden Mining Enterprise :LINMINE,旧GUYBAU)とBERMINEの2社に分割した。
その他
[編集]1964年、少数派のインド系住民を標的としたウィスマール虐殺が発生し、彼らの多くが避難したため、事件前に約3,000人いたインド系住民は翌年7月には約300人に減少した。同年7月にはジョージタウンからの船が爆破され、アフリカ系住民を中心に43人死亡する事件も発生したが、犯人などの真相は未だに不明である。
現在のリンデンにはウィスマール(Wismar)、マッケンジー(MacKenzie)、クリスチャンバーグ(Christianburg)の3つの集落があったが、1970年に、当時のリンデン・フォーブス・サンプソン・バーナム首相の名にちなんでリンデンとして統合された[4]。
脚注
[編集]- ^ “Mayors, deputies sworn in”. Stabroek News. (2023年8月8日) 2024年2月26日閲覧。
- ^ “2012 Census”. Statistics Guyana. p. 22. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “Bauxite”. Guyana Then And Now. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “Essay, May 26: Taboo The Wismar Report Wismar Page Two”. GUYANA UNDER SIEGE. 2022年1月2日閲覧。