林強
林 強 | |
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プロフィール | |
出生: | 1964年6月7日(60歳) |
出身地: | 台湾彰化県彰化市 |
職業: | 作曲家・歌手・音楽プロデューサー・俳優 |
各種表記 | |
繁体字: | 林強 |
簡体字: | 林强 |
拼音: | Lín Qiáng |
注音二式: | Lin Chiáng |
台湾語: |
Lim Giong リム ギオン |
発音転記: | リン チャン |
林 強(リン・チャン、リム・ギョン、1964年6月7日[1] - )は、台湾のDJ、歌手、作詞家、作曲家、音楽プロデューサー、俳優。本名は林志峰。
経歴
[編集]1990年、アルバム『向前走』でメジャー・デビュー。映画監督の何かをと親しくなってからは、同監督の映画音楽を製作するほか、映画にも出演するようになる。
1993年のアルバム『娯楽世界』あたりから電子音楽に深く傾倒し、2000年代に入り、伝統的な音楽を電子音楽でアレンジしたアルバム『歡樂電子中國年』(2002年)、『電民謡』(2003年)を発表する。音と画像の融合を目指した「立体音畫」という形態で作品作りを展開する。2005年には国立故宮博物院と共同で同博物院の絵画と音のコラボレーションを試みた。
2005年のカンヌ国際映画祭では特別プログラム「LA SOIRÉE MOVIE-MIX CANNES 2005」に出演する。同時にフランスの音楽レーベルからアルバム『Insects Awaken』が発売される。同アルバムは台湾でも2005年10月に『驚蟄/Insects Awaken』というタイトルで彗智數位影音有限公司から発売される。このアルバムの発売により、同社は2006年に行政院新聞局が主催する金曲獎で最優秀クロスオーバーアルバム賞を受賞した。
2005年10月、国立故宮博物院が80周年を記念して製作した特別広告フィルムの音楽を担当する。この広告はThe American Association of Museumsの2006年度Muse awardにおいて金賞を受賞した。
創作者、表現者達の権益を守るための活動、クリエイティブ・コモンズにも積極的に参加している。
2007年3月、中国の摩登天空有限公司と契約を結び、中国におけるマネージメントを委託する。同年4月には賈樟柯の監督作品に提供した音楽を集めた『賈樟柯電影音樂作品集』をリリースした。
ディスコグラフィー
[編集]個人アルバム
[編集]- 向前走(1990年)
- 春風少年兄(1992年)
- 娯楽世界(1993年)
- 2001向前走林強 the best of linchung(2001年)
- 歡樂電子中國年(2002年)
- 電民謡(2003年)
- Insects Awaken/驚蟄(2005年)
- 賈樟柯電影音樂作品集(2007年)
参加アルバム
[編集]- Dust of Angels(1992年、映画『天幻城市』イメージアルバム)
- 只要為你活一天(1993年、映画『宝島 トレジャー・アイランド』サウンドトラック))
- 魔岩十大天王之群魔乱舞(1996年)
- 南國再見、南國(1996年、映画『憂鬱な楽園』サウンドトラック)
- 電影家族(1998年、侯孝賢映画サウンドトラック・ベスト)
フィルモグラフィー
[編集]出演映画
[編集]- 天幻城市(1992年)
- 宝島 トレジャー・アイランド(1992年)
- 戯夢人生(1993年)
- 好男好女(1995年)
- 憂鬱な楽園(1996年)
- 天馬茶房(1998年)
- HHH:侯孝賢(1999年)
- いわゆる親友(2000年)
- 一個住飯店的男人(2001年)
- 緑的海平線・emerald horizon(2006年、ナレーション)
映画音楽
[編集]- 憂鬱な楽園(1995年)
- ミレニアム・マンボ(2001年)
- 両個夏天(2002年)
- 世界(2004年)
- 寧静夏日(2005年)
- 愛麗絲的鏡子(2005年)
- 百年恋歌(2005年)
- 一年之初 (2006年)
- 長江哀歌(2006年)
- 東(2006年)
- 我們的十年(2007年)
- 無用(2007年)
- 四川のうた(2008年)
- 再生の朝に -ある裁判官の選択-(2009年)
- 黒衣の刺客(2015年)
- ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年)
- 帰れない二人(2018年)
受賞
[編集]- 1996年 - 第33回臺北金馬影展 - オリジナル映画音楽最優秀賞(『憂鬱な楽園』)
- 2001年 - 第38回臺北金馬影展 - オリジナル映画音楽最優秀賞(『ミレニアム・マンボ』)
- 2006年 - 第43回臺北金馬影展 - オリジナル映画音楽最優秀賞(『一年之初』)
- 2006年 - The American Association of Museums' Muse award - プロモーション及びマーケティング部門における金賞(『Old is New』、国立故宮博物院80周年特別記念広告フィルム)[2]
- 2006年 - 金曲獎 - 最優秀クロスオーバーアルバム賞(『驚蟄』)[3]
- 2010年 - 第13回上海国際映画祭 - 音楽最優秀賞
- 2013年 - 第50回臺北金馬影展 - オリジナル映画音楽最優秀賞
- 2016年 - 第53回臺北金馬影展 - オリジナル映画音楽最優秀賞
- 2016年 - 第10回アジア・フィルム・アワード- オリジナル音楽最優秀賞
脚注
[編集]- ^ “Lim Giong”. AlloCiné. 2015年9月15日閲覧。
- ^ AAM's Muse Award 2006(英語)The American Association of Museumsの2006年度Muse award受賞者リスト
- ^ The 17th Golden Melody Awards(中国語)第17回金曲獎