ルドルフ・フォン・ロート
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人物情報 | |
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生誕 |
1821年4月3日 ドイツ シュトゥットガルト |
死没 |
1895年6月23日(74歳没) ドイツ テュービンゲン |
出身校 | テュービンゲン大学 |
学問 | |
研究分野 |
言語学(サンスクリット) 東洋学 インド学 |
研究機関 | テュービンゲン大学 |
学位 | 博士 |
ルドルフ・フォン・ロート(ドイツ語: Rudolf von Roth、1821年4月3日 - 1895年6月23日)は、ドイツのインド学者。ヴェーダの研究者として知られ、またオットー・フォン・ベートリンクとともにサンスクリット大辞典を編纂した。
経歴
[編集]1821年、シュトゥットガルトに生まれた。テュービンゲン大学で神学と東洋諸言語を学び、1843年に博士の学位を取得した。その後パリに出て、ウジェーヌ・ビュルヌフの強い影響を受けた[1]。ロンドンとオックスフォードではヴェーダの写本を研究した。研究成果は1846年に発表され、ロートをヴェーダの専門家として一躍有名にした。
- Zur Litteratur und Geschichte des Weda. Stuttgart: Liesching. (1846)
1845年にテュービンゲン大学に戻り、私講師の職についた[2]。1848年に員外教授、1856年にサンスクリットの正教授に就任した。また同大学図書館の主任の職についた[3]。
研究内容・業績
[編集]- ロートはヤースカ[4]のニルクタを研究し、また教え子のウィリアム・ドワイト・ホイットニーと共著でアタルヴァ・ヴェーダの校訂本を出版した。
- Jâska's Nirukta sammt den Nighaṇṭavas. 1. Göttingen. (1843) 巻2(1849)
- Atharva Veda Sanhita. Berlin: F. Dümmer. (1856)
- サンクトペテルブルクのオットー・フォン・ベートリンクによる巨大なサンスクリット辞典(7巻、1855-1875年)の編纂に協力した。ロートがヴェーダ時代を、ベートリンクが古典サンスクリットの時代を担当した[2]。
著作
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- Macdonell, Arthur Anthony (1895). “Obituary Notices: Professor von Roth”. The Journal of the Royal Asiatic Society of Great Britain and Ireland: 906-911. JSTOR 25207770.
- Rüdiger Schmitt: Roth, Walther Rudolph von. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 22, Duncker & Humblot, Berlin 2005, ISBN 3-428-11203-2, S. 109 f. (電子テキスト版).
- Richard Garbe (1907). "Roth, Rudolph von". Allgemeine Deutsche Biographie (ドイツ語). Vol. 53. Leipzig: Duncker & Humblot. pp. 549–564.