ルネッサンス (ライオネル・リッチーのアルバム)
『ルネッサンス』 | ||||
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ライオネル・リッチー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | R&B、アダルト・コンテンポラリー | |||
時間 | ||||
レーベル | アイランド・レコード | |||
プロデュース |
スキップ・ミラー(エグゼクティヴ) ブライアン・ラウリング、マーク・テイラー(#1, #3, #7, #12, #13, #14) ライオネル・リッチー、ジョー・ウルフ(#2, #6, #10) ウォルター・アファナシェフ(#4) ロドニー・ジャーキンス(#5) ライオネル・リッチー、ロイド・トルバート(#8) フレッド・ジャーキンス(#9) ダリル・シモンズ(#11) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ライオネル・リッチー アルバム 年表 | ||||
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『ルネッサンス』(Renaissance)は、アメリカ合衆国のR&B歌手ライオネル・リッチーが2000年に発表した、ソロ名義では6作目のスタジオ・アルバム。
シェールの大ヒット曲「ビリーヴ」を手掛けたブライアン・ラウリングとマーク・テイラーが、「エンジェル」等6曲(アメリカ盤では4曲)をプロデュースした[13]。
反響・評価
[編集]母国アメリカでは大きな成功に至らず、総合アルバム・チャートのBillboard 200で62位、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートで54位に終わった[12]。一方、ドイツでは49週にわたってチャート入りし、最高3位を記録する大ヒットとなった[1]。また、全英アルバムチャートでは6位に達し、コンピレーション・アルバム『トゥルーリー』(1997年リリース)以来の全英トップ10アルバムとなった[3]。
Liana Jonasはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「楽曲に面白味がなく、例えば"Angel"に見られるように、リッチーの声が音楽と噛み合っていない場面が多い」と評している[14]。また、エド・パワーは『デイリー・テレグラフ』の企画「Lionel Richie: his 20 best songs」において本作を「大勢のプロデューサーやエンジニアが、この歌手のサウンドを、やたらとコンテンポラリーかつ鋭くしようとしたように思える」と評する一方、収録曲「エンジェル」を19位に選出し「彼が1980年代に送り出した作品にあった、安定感とミラーボール的な魅力を思い起こさせる」と評している[15]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はライオネル・リッチー、ポール・バリー、マーク・テイラーの共作。7. 12. 15.は日本盤ボーナス・トラック。
- エンジェル "Angel (Metro mix album version)" – 4:15
- シンデレラ "Cinderella" (Lionel Richie, Joe Wolfe) – 3:42
- テンダー・ハート "Tender Heart" (L. Richie, Paul Barry, Billy Lawrie) – 4:28
- ダンス・ザ・ナイト・アウェイ "Dance the Night Away" (L. Richie, Walter Afanasieff) – 5:08
- トゥナイト "Tonight" (Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, L. Richie, LaShawn Daniels) – 4:32
- ハウ・ロング "How Long" (L. Richie) – 3:55
- シャウト・イット・トゥ・ザ・ワールド "Shout It to the World" – 4:37
- ドント・ユー・エヴァー・ゴー・アウェイ "Don't You Ever Go Away" (L. Richie, Lloyd Tolbert) – 4:13
- ウェイステッド・タイム "Wasted Time" (F. Jerkins III, L. Daniels, L. Richie, Harvey Mason, Jr.) – 4:07
- ピース・オブ・マイ・ハート "Piece of My Heart" (L. Richie, J. Wolfe) – 4:15
- イット・メイ・ビー・ザ・ウォーター "It May Be the Water" (L. Richie, Daryl Simmons) – 4:56
- ジャスト・キャント・セイ・グッドバイ "Just Can't Say Goodbye" – 4:08
- ヒア・イズ・マイ・ハート "Here Is My Heart" – 4:03
- ドント・ストップ・ザ・ミュージック "Don't Stop the Music" – 4:28
- エンジェル(ブーギーマン・リミックス) "Angel (Boogieman remix extended)" – 6:43
シングル
[編集]本作からのシングルのチャート最高順位を示す。
タイトル | チャート | 最高順位 |
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エンジェル | アメリカ(Billboard Hot 100)[12] | 70 |
アメリカ(アダルト・コンテンポラリー)[12] | 4 | |
アメリカ(ダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル)[12] | 32 | |
イギリス[16] | 18 | |
ドイツ[17] | 9 | |
ドント・ストップ・ザ・ミュージック | イギリス[16] | 34 |
ドイツ[17] | 68 | |
テンダー・ハート | イギリス[16] | 29 |
シンデレラ | ドイツ[17] | 74 |
参加ミュージシャン
[編集]- ライオネル・リッチー - ボーカル、ローズ・ピアノ
- マーク・テイラー - キーボード、プログラミング、ストリングス・アレンジ
- ジョー・ウルフ - キーボード、ドラムス&パーカッション・プログラミング
- ウォルター・アファナシェフ - キーボード、シンセサイザー&リズム・プログラミング
- ロイド・トルバート - キーボード、プログラミング
- マイケル・ボディッカー - キーボード
- ダリル・シモンズ - キーボード、バックグラウンド・ボーカル
- ドリアン・ダニエルズ - キーボード
- ジェリー・ピータース - ピアノ、ストリングス・アレンジ
- アダム・フィリップス - ギター
- ポール・ジャクソン・ジュニア - ギター
- マイケル・ランドウ - ギター
- ディーン・パークス - ギター
- ジョン・クラーク - ギター
- ポール・バリー - アコースティック・ギター
- アレックス・アル - ベース
- リッキー・マイナー - ベース
- ロニー・ギャレット - ベース
- ウィンストン・ビセット - ベース
- リッキー・ローソン - ドラムス
- タク・ヒラノ - パーカッション
- ルイス・コンテ - パーカッション
- スネイク・デイヴィス - サクソフォーン
- ジョン・サーケル - トランペット
- レイモンド・ブラウン - ホーン・アレンジ
- ロビン・スミス - ストリングス・アレンジ
- トレイシー・アカーマン - バックグラウンド・ボーカル
- ジェラルド・コックス - バックグラウンド・ボーカル
- Jared Douglas - バックグラウンド・ボーカル
- クレイトーヴェン・リチャードソン - バックグラウンド・ボーカル
- スカイラー・ジェット - バックグラウンド・ボーカル
- Conesha Monet - バックグラウンド・ボーカル
- LaShawn Daniels - バックグラウンド・ボーカル
- アンディ・ブラックウッド - バックグラウンド・ボーカル
- シルヴィア・メイソン・ジェームズ - バックグラウンド・ボーカル
- デメトリウス・ハーヴェイ - バックグラウンド・ボーカル
脚注・出典
[編集]- ^ a b Lionel Richie | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ Lionel Richie - Renaissance - austriancharts.at
- ^ a b LIONEL RICHIE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ Lionel Richie - Renaissance - hitparade.ch
- ^ Lionel Richie - Renaissance - dutchcharts.nl
- ^ norwegiancharts.com - Lionel Richie - Renaissance
- ^ danishcharts.com - Lionel Richie - Renaissance
- ^ italiancharts.com - Lionel Richie - Renaissance
- ^ ultratop.be - Lionel Richie - Renaissance
- ^ lescharts.com - Lionel Richie - Renaissance
- ^ swedishcharts.com - Lionel Richie - Renaissance
- ^ a b c d e “Lionel Richie - Awards”. AllMusic. 2015年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ 日本盤CD (UICL-1002)ライナーノーツ(出嶌孝次)
- ^ Jonas, Liana. “Renaissance - Lionel Richie”. AllMusic. 2016年8月13日閲覧。
- ^ Power, Ed (2015年11月26日). “Lionel Richie: his 20 best songs”. The Telegraph. Telegraph Media Group Limited. 2016年8月13日閲覧。
- ^ a b c LIONEL RICHIE |full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ a b c Lionel Richie | Single-Chartverfolgung - musicline.de