ルネ・ユイグ
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ルネ・ユイグ(René Huyghe、1906年5月3日 - 1997年2月5日)は、フランスの美術史家、随筆家。フランス学士院のアカデミー・フランセーズ会員(1960年–1997年)。
生涯
[編集]フランス北部のアラス生まれ。 1927年、ルーブル美術館の絵画部長。1951年、コレージュ・ド・フランスの教授(造形芸術心理学)。国立博物館協議会の会長、ジャックマール・アンドレ美術館の館長等を歴任。
1966年には「エラスムス賞」を受賞。1995年春には、在外外国人として、日本の「勲二等旭日重光章」を受章している。 1959年と1974年の2度、来日している。
功績
[編集]東京富士美術館のコレクション形成に尽力し、また、ナチスからルーヴル美術館のコレクションを守ったことで有名[1]。
著書(邦訳)
[編集]- 『見えるものとの対話〈第1〉』(中山公男・高階秀爾訳、美術出版社、1962年)
- 『見えるものとの対話〈第2〉』(中山公男・高階秀爾訳、美術出版社、1962年)
- 『見えるものとの対話〈第3〉』(中山公男・高階秀爾訳、美術出版社、1963年)
- 『イメージの力―芸術心理学のために』(池上忠治訳、美術出版社、 1969年)
- 『モナ・リザ―レオナルド・ダ・ヴィンチ ルーヴル美術館 (巨匠の名画)』(高階秀爾訳、美術出版社、1974年)
- 『闇は暁を求めて―美と宗教と人間の再発見』(共著:池田大作、講談社、1981年)
- 『タヒチ・ノート―ゴーギャン手稿』(ルネ・ユイグ編、東珠樹訳、美術公論社、1987年)
- 『かたちと力―原子からレンブラントへ』(西野嘉章・寺田光徳訳、潮出版社、1988年)
脚注
[編集]- ^ “フランス絵画の精華 ルネ・ユイグのまなざし 大様式の形成と変容”. 毎日新聞社 (2019年8月5日). 2019年10月7日閲覧。
前任 ロベール・カン |
アカデミー・フランセーズ 席次5 第16代:1960年 - 1997年 |
後任 ジョルジュ・ヴェデル |