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ルポ 川崎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルポ 川崎
著者 磯部涼
発行日 2017年平成29年)12月15日
発行元 サイゾー
ジャンル ノンフィクション
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 単行本
ページ数 305
コード ISBN 978-4866250908
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ルポ 川崎』(ルポ・かわさき)は、2017年に発行された磯部涼ノンフィクション書籍。第17回新潮ドキュメント賞の候補作にもなった[1]

概要

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音楽ライターの磯部涼[2]により雑誌「サイゾー」2015年12月号から連載された神奈川県川崎市川崎区を中心としたノンフィクションが下敷きとなった川崎のルポルタージュである。本書には川崎区出身のヒップホップグループであるBAD HOPのメンバーや、SCARSのA-THAG、ダンサーの君島かれん、フォークシンガーの友川カズキらが登場する。2018年1月14日に川崎市のライヴ・ハウス「セルビアン・ナイト」で本書に登場した人物が揃って出演するイベントが開催された[3][4]

背景

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『ルポ 川崎』の担当編集者と著者の磯部は、以前から一緒に少年犯罪脱法ドラッグの記事を制作していた。その中で取材対象と会う場所として川崎駅周辺を指定されることが多く、話を聞き以前から川崎に対して特殊な土地だと認識していたという。元々は少年犯罪を題材とした企画を漠然として考えていたが、何かしらの縛りがあった方がいいと考えた先に川崎が思い浮かんだ。また、2012年から開催しているBAZOOKA!!! 高校生RAP選手権に出演していたT-PablowYZERRが所属するヒップホップグループ、BAD HOPに衝撃を受け取材していた背景もあり、これらが結び付き川崎が題材となっている。2015年に川崎市の多摩川河川敷で起きた川崎市中1男子生徒殺害事件や、簡易宿泊所火災などの事件も影響している[4][5]

脚注

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  1. ^ 新潮ドキュメント賞”. 新潮社 (2018年2月21日). 2019年4月4日閲覧。
  2. ^ 川崎が「地獄」なら日本も地獄です──『ルポ 川崎』著者・磯部涼氏インタビュー”. ビジネス+IT. SBクリエイティブ株式会社 (2018年2月21日). 2019年4月4日閲覧。
  3. ^ “磯部涼×細倉真弓『川崎ミッドソウル』 アフター『ルポ 川崎』 - コラム”. CINRA.NET. (2018年11月9日). https://www.cinra.net/article/column-201811-isobehosokura 2019年3月5日閲覧。 
  4. ^ a b なぜ川崎はここまで“エグい土地”になったのか? 貧困、差別、売春、殺人、ヤクザ、ドラッグ… BAD HOPら不良少年の証言を収集した『ルポ 川崎』著者インタビュー (2017年12月15日)』(インタビュアー:松本祐貴)、エキサイトニュース、2017年12月15日https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201712_post_15384/2019年4月4日閲覧 
  5. ^ “『ルポ川崎』が浮き彫りにした社会のタブー”. Web Voice. (2018年10月16日). https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/5639 2019年4月4日閲覧。 

書誌情報

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