ルマイラ油田
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ルマイラ油田[1](ルマイラゆでん、アラビア語: حقل الرميلة、英語: Rumaila field)は、クウェートとイラク南部にまたがって存在するイラク最大の油田[2]。この油田への傾斜掘削法が、イラクとクウェートの間で論争となり、湾岸戦争勃発の要因の一つとなった。イラクはクウェートの傾斜掘削法を非難し、イラク支配下の土地を掘っていると主張し、その場所(クウェート領)を攻撃した。1953年[2]にBP(当時はブリティッシュ・ペトロリアム)によりこの巨大な油田が発見された。バクル政権下で、イラクによって国有化された。その時から、油田はイラクとクウェート双方の支配下となった。イラク全体の油田の15%強にあたると見積もられていて、2009年6月末に、BPと中国石油天然気集団公司が20年間の開発契約を勝ち取った[3]。
脚注
[編集]- ^ スペリングよりも現地での読みを重視して、ルメイラ油田と呼ばれることも少なくない。
- ^ a b ルマイラ油田,石油・天然ガス用語辞典,独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
- ^ “イラク最大の油田開発、英BPと中国石油天然ガス集団が落札”. ロイター通信 (2009年7月1日). 2014年3月28日閲覧。