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ル・パン (ロワール=アトランティック県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Le Pin
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏
(département) ロワール=アトランティック県
(arrondissement) アンスニ郡
小郡 (canton) アンスニ小郡
INSEEコード 44124
郵便番号 44540
市長任期 マキシム・プパール
2014年 - 2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté de communes du pays d'Ancenis
人口動態
人口 792人
2012年
人口密度 32人/km2
住民の呼称 Pinois
地理
座標 北緯47度35分24秒 西経1度09分08秒 / 北緯47.59度 西経1.15222222222度 / 47.59; -1.15222222222座標: 北緯47度35分24秒 西経1度09分08秒 / 北緯47.59度 西経1.15222222222度 / 47.59; -1.15222222222
標高 平均:m
最低:39m
最高:91m
面積 24.95km2
Le Pinの位置(フランス内)
Le Pin
Le Pin
公式サイト pays-ancenis.fr/
テンプレートを表示

ル・パンLe Pin)は、フランスペイ・ド・ラ・ロワール地域圏ロワール=アトランティック県コミューン

コミューンの歴史はアンジューと歴史的なブルターニュとの間に分かれている。中世に森を開墾して修道士たちが村をつくったため、初期からル・パンは農村であった。今も農業が優勢である。コミューンは19世紀後半から20世紀後半にかけてゆっくりと人口減少が進んだ。21世紀初頭には人口増加があった。

地理

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県内におけるル・パンの位置

ル・パンはシャトーブリアンの南東20キロメートルに位置する。アンジェの北西47キロメートル、ナントの北東51キロメートル、レンヌの南東70キロメートルのところにある[1]

コミューンの地形は緩やかな丘陵である。村は丘の上にある。

村の北側をドン川が流れ、東から西へ向かいヴィレーヌ川に注ぐ。南側ではマンディ川が西から東へ流れ、エルドル川に注ぐ。ブール池は村の1キロメートル先にある。

由来

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ル・パンの名はおそらく、中世に最初に開墾した場所にあった目立つ針葉樹(コニファー)か[2]、古代の松林からきている[3]

地元で話されるオイル語の一種ガロ語ではLe Peinである[4]

歴史

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農村地帯

切り出された石器が、マンディ川近く、ル・パンのロシュマントリュ集落で発見されている。そのうちの1つは、紀元前7000年から紀元前2000年前の斧である。ロシュマントリュ集落ではメンヒルも見つかっている。

伝説によると、西フランク王シャルル2世に勝ったブルターニュ支配者ノミノエは、シャン・ブルトン(Champ Breton)と呼ばれる場所を通過することになった。この出来事の日付は、ル・パンがブルターニュの一部となった頃を特定するものだと言われているが、一部の人々は反対している[2]

中世、アンジューの開墾を行う修道士たちは、特徴のある針葉樹のそばに定住した。その場所はサン・ランベール・デュ・パン(Saint-Lambert-du-Pin)といった。

11世紀、ル・パンとロシュマントリュはロシュ・アン・ノール領の重要な地だった[3]。ル・パン教区は1149年に初めて引用されている。1245年にロシュマントリュにあった小修道院は、アンジェのトゥサン修道院に依存していた。小修道院は男爵であり、法と正義を行う封建領主であった[3]。1793年、ロシュマントリュはコミューンとなった[5]

1801年、ロシュマントリュはル・パンと合併した。ル・パンは1831年に王令によって郡庁所在地となった[3]。ル・パンは、19世紀後半から過疎化の流行を受けた、農業の町である[3]。21世紀初頭にはわずかな人口増加を経験している。

人口統計

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1999年にINSEEが作成した順位表によれば、ル・パンは都市化されていない農村型コミューンである[6]

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2011年
816 752 698 680 602 602 681 792

参照元:1999年までEHESS/Cassini[7]、2004年以降INSEE[8][9]

脚注

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  1. ^ "Le Pin". Localisation interactive, orthodromie et navigation. 2011年4月21日閲覧
  2. ^ a b René Boiteau, Le Pin, lande bretonne et douceur angevine, 2005
  3. ^ a b c d e Jean-Luc Flohic (dir.) および Gilbert Massard, Le Patrimoine des communes de la Loire-Atlantique, vol. 2, Charenton-le-pont, Flohic éditions,‎ , 1383 p. (ISBN 2-84234-040-X), p. 1130
  4. ^ "Villes bretonnes, noms gallo". Geobreizh. 2013年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月18日閲覧
  5. ^ Fiche de la « Rochementru » sur cassini.ehess
  6. ^ "Carte thématique". Insee. 2011年4月22日閲覧 ; cheminement : sur la petite carte de France, onglet Départements, puis choisir le département, puis menu déroulant Couches d'aide à la sélection
  7. ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=26891
  8. ^ http://www.statistiques-locales.insee.fr
  9. ^ http://www.insee.fr