ルーカ・ゴルラ
ルーカ・ゴルラ(Luca Gorla、1962年8月7日 - )は、イタリアミラノ出身のピアニスト、コレペティトール。ベルカント・フェスティヴァル(オランダ、ドルトレヒト)元芸術監督。
経歴
[編集]ヴェローナ音楽院(Conservatorio Dall'Abaco si Verona)、ミラノ大学文学部卒業(Università degli studi di Milano)。ストレーザ国際音楽コンクール優勝をきっかけに、カルロ・ベルゴンツィ、レナータ・テバルディ、レイラ・ゲンチェル、マグダ・オリヴィエーロ、ダニエラ・デッシー、ミレッラ・フレーニ、マリエッラ・デヴィーア、ルチアーナ・セッラ、ラモン・ヴァルガス等著名なオペラ歌手の伴奏者、コレペティトールとしてキャリアを始める。現在ではエリーナ・ガランチャ、ファン・ディエゴ・フローレスなどの一流の現役歌手のレパートリー指導を始め、ミラノ・スカラ座や、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場等のインターナショナルな歌劇場でデビューをひかえた多くの若手オペラ歌手のヴォーカルコーチングに携わっている。
ベルカントオペラの重鎮であった評論家ロドルフォ・チェレッティと指揮者アルベルト・ゼッダのもとでアシスタントを務める。 ローマ歌劇場、トリノ王立劇場、カルロフェリーチェ劇場、コンセルトヘボー、ロッシーニオペラフェスティヴァル等数々の劇場、フェスティヴァルに招聘される。
1981年から1985年ラジオ ポポラーレRadio Popolareで毎週2時間のクラシック専門番組《Roto Classica》の企画、コメンテーターを務める。
1993年から2004年の11年間オランダ、ドルトレヒト・ベルカント音楽祭(Belcanto Festival Dortrecht)の芸術監督を務める。
指導者としての評価も高く、アカデミア・ヴェルディアーナ(Accademia Verdiana Busseto)アカデミア・ロッシニアーナ(Accademia Rossiniana Pesaro)アカデミア・スポンティーニ(Accademia Spontiana)、ティルブルク音楽院(Conservatorio di Tillburg)、オランダ、ベルカントサマースクール、AsLiCoなど多くの教育機関でコレペティトールを務める。 現在は指揮者ファビオ・ルイージの片腕として、マルティーナフランカ・ヴァッレイトリア音楽祭[1](Festival della Valle d'itria-Martina Franca)や、[2]故ルチアーノ・パヴァロッティ邸で若手歌手育成にも力をいれている。 ミラノ市立音楽院教授[3](Civica Scuola di Musica Claudio Abbado)、私立ミラノ音楽院教授[4](Scuola Musicale di Milano)。 ソニークラシック(SONY Classical)やドイツ・グラムフォン各(Deutsche Grammophon)のレコードレーベルのキャスティング、プログラミングアドヴァイザーを務める[5]。
多くのオペラ歌手[6]からも師事を受ける。
作品
[編集]- スポンティーニ歌曲集 Spomtini:Chamber Songs V.エスポージト & L.ゴルラ(ダイナミック)ASIN B00007JQXZ
出版著作
[編集]- オペラ事典 Dizionario Dell'OPERA (バルディーニ、カストルディ出版 Baldini & Castoldi)、コンコーネ50番 Concone no.50 序論(リコルディ出版 Ricordi)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ フェスティヴァル ヴァッレイトリア マルティーナフランカ
- ^ 故ルチアーノ・パヴァロッティ邸
- ^ 市立ミラノ音楽院
- ^ 私立ミラノ音楽院
- ^ “BELCANTO ITALIANO AL SOL LEVANTE” (PDF). ADA - Associazione Danze Antiche. 2017年1月26日閲覧。
- ^ ソフィア カルヴェラ(ソプラノ)、川村 純子(ソプラノ)、竹之内 淳子(ソプラノ)、伊藤 和広 (バリトン) 、川田知洋(バスバリトン)他