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レイモン・カレ・ド・マルベール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

レイモン・カレ・ド・マルベール(Raymond Carre´ de Malberg, 1861年 - 1935年)は、フランスの法学者。公法学者。

人物

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1861年11月1日ストラスブールに生まれる。カーン大学教授、ナンシー大学教授を経て、ストラスブール大学教授。

第三共和制下における代表的な公法学者で「ストラスブールの巨匠」と呼ばれる。ドイツ法学に通じていただけでなく、執行権の概念の研究で業績があるとされ、議院優位の一元的な議院内閣制の代表的な論者とされる。国民主権の研究でも著名で、ナシオン主権論とプープル主権論の二者の図式的に対立させ、1791年憲法がナシオン主権を、1793年憲法がプープル主権を体現したものであるとした。

脚注

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参考文献

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  • 樋口陽一『比較憲法』(第3版)、青林書院、1992年
  • 山本浩三『カレ・ド・マルベールと法実証主義』(同志社法學52巻2号1頁)[1]
  • 石埼学『共和国・主権と自由の狭間で : カレ・ド・マルベールの法的国家論についての一考察』(亜細亜法學33巻2号21頁)[2]