レイヴン ES-05
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種別 | AESAレーダー |
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目的 | 火器管制 |
開発・運用史 | |
開発国 | スウェーデン・ イタリア |
送信機 | |
周波数 | Xバンド[1] |
アンテナ | |
形式 | アクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ |
その他諸元 | |
重量 | 215 kg[1] |
レイヴン ES-05(英語: Raven ES-05)は、スウェーデンのSAABとイタリアのレオナルド S.p.Aが共同開発したAESAレーダー。航空機搭載用レーダーのヴィクセン500Eを拡大したAESAレーダーとなっている[2]。
概要
[編集]スウェーデン空軍では、JAS 39に搭載するAESAレーダーを2012年完成、2015年実戦化を目標に、NORAプログラムとしてSAABとエリクソンに委託してレーダーの選定と周辺ソフトウェアの開発を進め、レーダーについてはSAABとレオナルド S.p.Aが共同開発したレイヴン ES-05が選定された[2]。
本機は、ヴィクセン500Eを拡大したもので重量215kg、1,000個以上の窒化ガリウム製半導体送受信モジュールを持ち、バックエンドはPS-05/Aのものを流用している[2]。首振りなしで左右+/-50度の捜索範囲を持ち、捜索中に複数個の目標探知・追跡を個別に行う能力、反射波から機種を割り出す非協調目標認識(NTCR)機能、広い周波数帯に拡散して逆探知を困難にする低迎撃確率(LPI)能力などを持つ[2]。
搭載機種
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Raven ES-05”. レオナルド S.p.A. 2022年9月26日閲覧。
- ^ a b c d 「グリペンのレーダー」『世界の名機シリーズ JAS39 グリペン 増補版』、イカロス出版、2021年10月、35-36頁、ISBN 978-4-8022-0411-8。