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レオナルド・スコット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レオナルド・スコット Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム レオナルド・レイ・スコット
ラテン文字 Leonard Ray Scott
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 60m, 100m
大学 アメリカ合衆国の旗 テネシー大学
生年月日 (1980-01-19) 1980年1月19日(44歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 ルイジアナ州ザカリー英語版
身長 188cm
体重 84kg
成績
世界選手権 100m 6位 (2005年)
4x100mR 予選途中棄権 (2005年)
国内大会決勝 全米選手権
100m 3位 (2005年)
全米室内選手権
60m 優勝 (2006年)
最高世界ランク 100m 3位 9秒94 (2005年)
自己ベスト
50m 5秒58 (2005年)
60m 6秒46 (2005年)
100m 9秒91 (2006年)
9秒83w (1999年)
200m 20秒34 (2001年, 2002年)
20秒08w (1999年)
獲得メダル
陸上競技
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
世界室内選手権
2006 モスクワ 60m
ワールドアスレチックファイナル
2006 シュトゥットガルト 100m
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レオナルド・レイ・スコットLeonard Ray Scott1980年1月19日 ‐ )は、アメリカ合衆国ザカリー英語版出身の陸上競技選手。専門は短距離走100mで9秒91、室内50mで5秒58(世界歴代3位)、室内60mで6秒46の自己ベストを持つ。2006年モスクワ世界室内選手権男子60mの金メダリスト、2005年ヘルシンキ世界選手権男子100mのファイナリスト(6位)である。

経歴

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2003年、NFLピッツバーグ・スティーラーズトライアウトを受けたがプロ契約には至らなかった[1][2]

2004年7月、全米選手権(兼アテネオリンピックアメリカ代表選考会)の男子100m準決勝を10秒01(+0.8)の自己ベストで突破するも、決勝は10秒35(0.0)の8位(当時)に終わり[注 1]、アテネオリンピックアメリカ代表の座を逃した[3]

2005年2月26日、室内60mで6秒46の自己ベストをマーク。この時の50m途中計時は5秒58で、これはドノバン・ベイリーモーリス・グリーンの5秒56に次ぐ世界歴代3位の記録となっている[4]

2005年6月、全米選手権の男子100m決勝で10秒18(-2.3)をマークして3位に入り、ヘルシンキ世界選手権アメリカ代表の座をつかんだ[5]

2005年7月22日、100mで9秒94(+1.0)をマークし、初めて10秒の壁を突破した。

2005年8月、ヘルシンキ世界選手権に出場すると、世界選手権初出場ながら男子100mでファイナリストになり、10秒13(+0.4)をマークして6位に入った[6]。男子4×100mリレーでは予選でアメリカチーム(Mardy Scales、スコット、タイソン・ゲイ、モーリス・グリーン)の2走を務めたが、Scalesとのバトン交換の際にバトンを落としてしまい途中棄権に終わった[7][8]

2006年2月、全米室内選手権の男子60m決勝で6秒52をマークし、テレンス・トランメルを0秒01差で抑えて初の全米タイトルを獲得した[9][10]

2006年3月、モスクワ世界室内選手権の男子60mに出場すると、準決勝を6秒50の全体1位(今季世界最高)で突破。決勝でも準決勝と同じ6秒50をマークし、アンドレイ・エピシン(6秒52)やテレンス・トランメル(6秒54)を破って初の世界タイトルを獲得した[11][2]

2006年9月9日、ワールドアスレチックファイナルの男子100mで自己ベストとなる9秒91(+0.9)をマーク。アサファ・パウエル(9秒89)には敗れたものの、タイソン・ゲイ(9秒92)には競り勝ち2位に入った[12]

人物・エピソード

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師はモーリス・グリーン[13]

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 9秒91 (+0.9) 2006年9月9日 ドイツの旗 シュトゥットガルト
9秒83w (+7.1) 1999年4月9日 アメリカ合衆国の旗 ノックスビル 追い風参考記録
200m 20秒34 (+1.3)
20秒34 (+1.2)
2001年5月11日
2002年5月29日
アメリカ合衆国の旗 コロンビア
アメリカ合衆国の旗 バトンルージュ
20秒08w (+9.2) 1999年4月9日 アメリカ合衆国の旗 ノックスビル 追い風参考記録
室内
50m 5秒58+ 2005年2月26日 フランスの旗 リエヴァン 世界歴代3位
60mの途中計時
55m 6秒07 1999年2月20日 アメリカ合衆国の旗 ゲインズビル
60m 6秒46 2005年2月26日 フランスの旗 リエヴァン
200m 20秒55 2000年3月10日 アメリカ合衆国の旗 フェイエットビル

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2004 ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 100m 6位 10秒31 (-1.6)
2005 世界選手権 フィンランドの旗 ヘルシンキ 100m 6位 10秒13 (+0.4)
4x100mR 予選 DNF (2走)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 100m 7位 10秒18 (-0.6)
2006 世界室内選手権 ロシアの旗 モスクワ 60m 優勝 6秒50 今季世界最高記録
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
ドイツの旗 シュトゥットガルト 100m 2位 9秒91 (+0.9) 自己ベスト

脚注

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注釈

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  1. ^ ティム・モンゴメリのドーピング処分でその後7位に順位が繰り上がった。

出典

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  1. ^ LEONARD SCOTT”. 全米陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  2. ^ a b Scott – ‘My transition to track and field has done wonders for me’”. 国際陸上競技連盟 (2006年3月10日). 2016年2月28日閲覧。
  3. ^ 2004年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  4. ^ 男子室内50m世界歴代パフォーマンス”. 国際陸上競技連盟 (2016年2月28日). 2016年2月28日閲覧。
  5. ^ 2005年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  6. ^ 第10回世界選手権男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  7. ^ 第10回世界選手権男子4×100mリレー予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  8. ^ No triple gold for Gatlin after US baton blunder”. オーストラリア放送協会 (2005年8月13日). 2016年2月28日閲覧。
  9. ^ 2006年全米室内選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  10. ^ Trammell wins 60-meter hurdles at U.S. Indoors”. USAトゥデイ (2006年2月26日). 2016年2月28日閲覧。
  11. ^ 第11回世界室内選手権男子60m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  12. ^ 第4回ワールドアスレチックファイナル男子100mリザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月28日閲覧。
  13. ^ 出場選手紹介 / レオナルド・スコット(アメリカ)”. TBS世界陸上ヘルシンキ大会公式サイト. 2005年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月23日閲覧。

外部リンク

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