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レクサス・RZ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レクサス・RZ
XEBM1#型
RZ450e
RZ450e リア
概要
製造国 日本の旗 日本
ボディ
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 前輪駆動(RZ300e)
四輪駆動(DIRECT4、RZ450e)
プラットフォーム e-TNGA
パワートレイン
モーター
最高出力 150 kW(203.9 PS)[1XM]
80 kW(109 PS)[1YM]
最大トルク 266 N・m(27.1 kgf・m)[1XM]
169 N・m(17.2 kgf・m)[1YM]
変速機 eAxle
サスペンション
マクファーソンストラット
ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,850 mm
全長 4,805 mm
全幅 1,895 mm
全高 1,635 mm
車両重量 1,990 kg(RZ300e)
2,100 kg(RZ450e)
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レクサス・RZ(アールズィー[1]、Lexus RZ)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド・レクサスが販売しているクロスオーバーSUV型の二次電池式電気自動車である。

概要

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2022年4月20日、レクサスブランド初のEV専用モデル『RZ』の詳細が世界初公開された[2]

2022年5月21日、RZプロトタイプを「ル・ボラン カーズ・ミート 2022 横浜」で実車初公開[3]

SUBARUと共同開発したBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用し、ショートオーバーハング・ロングホイールベース化による、特徴的なスタイリングと広い室内空間を実現している。四輪駆動力システム「ダイレクト4(DIRECT4)」やステアバイワイヤシステムなどを採用した[2]。エクステリアデザインでは、レクサスを象徴するスピンドルグリルがボディと一体となった「スピンドルボディ」となった[2]

異形ハンドルによるステアバイワイヤにより、ハンドル操作によるタイヤ切れ角を自由に変化させることができ、持ち替え不要なハンドル操作を実現している[4]

2022年10月20日にレクサスのYouTube公式チャンネルにて、マーベル・スタジオの映画ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのタイイン・パートナー車となる、RZが登場するオリジナルショートムービー『An Electric Future』の撮影の裏側を公開。

2023年3月30日に発表・発売[5]。モデルは発売当初、RZ450eのみで、最初の500台は特別仕様車の"First Edition"、以降は通常仕様にあたる"Version L"となり、価格はいずれも10%相当分の消費税込で、"First Edition"は940万円、"Verison L"は880万円となる。"First Edition"は20インチアルミホイールを専用ブラック塗装とし、ステアリングホイールは下部に「RZ FIRST EDITION」の印字を施し、センターコンソール部には「RZ 450e First Edition」ロゴの専用プレートを装着。内装はオラージュ&ブラックの専用カラーとした。ボディカラーは専用配色の2トーンカラーで、ソニックカッパー&ブラックとイーサーメタリック&ブラックの2種が設定される。

このモデルでは、ほかの次世代LEXUSモデル(NXLXRX等)と同様に紙カタログではギャラリーのStyles、グレードや装備・スペックのみの掲載をしているSelections、簡易的な掲載のLexus Dealer Optionの3部構成になり詳細などはホームページで見る形式になっている。(一部内容などの掲載変更ではSelectionsとLexus Dealer Optionの掲載のみ変更を行うことにより、Stylesのみ継続で使用できるのでカーボンニュートラルへの取り組み紙資源使用削減によるCO2排出削減効果につながる。)

2023年11月30日にFWD(2WD)モデルとなるRZ300eを追加。リアサスペンションメンバーが新たに開発されたFWD専用品となり、車両重量がRZ450eから110kg軽量化されたことに伴い、コイルスプリング、スタビライザーショックアブソーバーの設定もFWDモデルに合わせて最適化された。フロントモータを稼働させるインバーターにはSiC素子(シリコンカーバイド)が採用された。また、RZ450eも一部改良され、低外気温下における急速充電時間短縮を図るため、冷間時におけるバッテリー暖気性能を向上させる電池急速昇温システムが採用された[6]

パワートレイン

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パワートレイン(動力列)は、RZ450eは新開発の四輪駆動力システム「DIRECT4(ダイレクトフォー)」と高出力モーターを前後に搭載。路面や走行状態を問わず、車両の接地加重に応じて四輪の駆動力を常に緻密に制御する[2]

「DIRECT4」は車輪速、加速度、舵角などのセンサー情報を用いて、前輪:後輪の駆動力配分を100:0 - 0:100の間で制御する[2]。発進時、直進加速時は車両のピッチングを抑え、直接的な加速感が得られるように、前輪:後輪 = 60:40 - 40:60程度で制御する[2]。旋回時、ステアリングの切り始めにはフロント寄りの駆動力配分(75:25 - 50:50)、コーナー脱出時はリヤ寄りの駆動力配分(50:50 - 20:80)とすることで気持ちのよい旋回の感覚を実現している、とトヨタは主張している[2]

RZ300eは高出力モーターをフロントに搭載し、車体自体がRZ450eよりも軽量化されたことに合わせて足回りを前輪駆動用に変更されている。

脚注

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  1. ^ “レクサスにEV専用モデル 今冬発売、航続450キロ”. 共同通信. (2020年4月20日). https://web.archive.org/web/20220502030515/https://nordot.app/889457997258850304?c=39546741839462401 2022年5月2日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g レクサス初のEV専用車『RZ』を正式発表、「ダイレクト4」など新技術の詳細が明らかに”. レスポンス(Response.jp). 2022年4月22日閲覧。
  3. ^ 株式会社インプレス (2022年5月21日). “レクサスの新型バッテリEV「RZ」、「ル・ボラン カーズ・ミート 2022 横浜」で実車初公開”. Car Watch. 2022年5月25日閲覧。
  4. ^ CORPORATION, TOYOTA MOTOR. “LEXUS、バッテリーEV専用モデルの新型「RZ」詳細を世界初公開 | レクサス | グローバルニュースルーム”. トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト. 2022年4月22日閲覧。
  5. ^ LEXUS、バッテリーEV専用モデルの新型「RZ450e」を発売』(プレスリリース)LEXUS、2023年3月30日https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/38935061.html2023年3月31日閲覧 
  6. ^ LEXUS、バッテリーEV専用モデル「RZ」にFWDモデル「RZ300e」を追加導入するとともに、一部改良を実施』(プレスリリース)LEXUS、2023年11月30日https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40134771.html2023年11月30日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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