レクサムAFC
レクサムAFC | |||
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原語表記 | Wrexham Association Football Club | ||
愛称 |
The Red Dragons The Robins | ||
クラブカラー | 赤 | ||
創設年 | 1864年 | ||
所属リーグ | フットボールリーグ | ||
所属ディビジョン | EFLリーグ1 | ||
ホームタウン | レクサム | ||
ホームスタジアム | レースコース・グラウンド | ||
収容人数 | 15,500 | ||
代表者 |
ライアン・レイノルズ ロブ・マケルヘニー | ||
監督 | フィル・パーキンソン | ||
公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
レクサム・アソシエーション・フットボール・クラブ(英: Wrexham Association Football Club)は、ウェールズの都市レクサムを本拠地とするサッカークラブである。2024-25シーズンはEFLリーグ1(3部相当)に所属。
来歴
[編集]ウェールズのレクサムに本拠地を置くクラブではあるが、イングランドのサッカーリーグに参戦している。1864年創設のウェールズ最古のプロクラブであり、世界でもクリスタル・パレスFC(1861年)、ノッツ・カウンティFC(1862年)、ストーク・シティFC(1863年)に次ぐ古いプロクラブである。
ウェールズのカップ戦であるウェルシュカップで最多23度の優勝を経験している。しかし1995年以降イングランドのリーグに所属しているウェールズのチーム(他にもカーディフ・シティFCやスウォンジー・シティAFC、ニューポート・カウンティAFCなど)は同カップ戦に出場出来なくなった為1995年の優勝以来このタイトルからは遠ざかっている。
ウェルシュカップではウェールズのクラブ屈指の成績を残していたが、1921-22シーズンから参入したリーグ戦では長らく低迷し、初めて2部リーグに昇格したのは1978-79シーズンだった。そのシーズンに15位となったのが今までのクラブ歴代最高位であり、カーディフやスウォンジーとは違い、1部リーグの昇格経験はまだ無い。その3年後の1981-82シーズンに21位で2部から降格した。これまでに2部リーグに所属したのも僅か4シーズンのみである。クラブはその後更に低迷の一途を辿り、2007-08シーズンにプロリーグである4部リーグからノンプロリーグの5部に初降格した。
2006年にオーナー変更に伴いクラブ名をレクサム・アソシエーション・フットボール・クラブからレクサム・フットボール・クラブに変更したが、2013年に元の名称であるレクサム・アソシエーション・フットボール・クラブに戻した[1][2]。
FAカップの最高成績はベスト8、EFLカップの最高成績もベスト8である。また、UEFAカップウィナーズカップでも1975-76シーズンにベスト8の成績を残している。
2020年11月、カナダ人映画俳優のライアン・レイノルズと、米国人俳優のロブ・マケルヘニーがクラブを買収。この買収は投票したレクサム サポーターズ トラストの 2,000 人のメンバーの 98.6% の支持を受けて、2021年2月に完了した[3][4]。
- 2021-22シーズン
新たにTiktokやExpediaがスポンサーにつき、前年のリーグ2(4部)の得点王でリーグ最優秀選手、ベストイレブン受賞のFWポール・マリンやサンダーランドやボルトンでリーグ1(3部)やチャンピオンシップ(2部)の監督を務めたフィル・パーキンソンを監督に迎えるなどの積極的な投資により、クラブはリーグで最終節まで優勝を争ったが2位となり、昇格プレーオフで敗退した。また、FAトロフィーでも決勝に進出したが敗れた。リーグベストイレブンにはマリンのほか、DFアーロン・ハイデンとMFジョーダン・デイビスが選ばれた。
レクサムは同時にFIFA22に登場した。これはシリーズに登場する最初のプロリーグ以外のチームであった。
このシーズンの模様は「ようこそレクサムへ」というドキュメンタリーシリーズとなり、日本ではDisney+で配信された。
- 2022-23シーズン
マリンを中心に昨年度の勢いのまま好スタートを切ったが、この年はマリンを上回る驚異的なスペースで得点を重ね"ノンリーグのハーランド"と称されたマカーリー・ラングスタッフ[5]を擁するノッツ・カウンティと激しい優勝争いを繰り広げた。
2023年3月23日、正GKのロブ・レイントンの負傷を受け、かつて2005年にレクサムでプレーしていて、すでに引退していた元イングランド代表GKのベン・フォスターをシーズン終了までの短期契約で現役復帰させ獲得した[6]。
2023年4月10日、両チームともに勝ち点100で迎えたホームでの首位攻防戦は、3-2のレクサムリードで迎えた後半アディショナルタイムに与えたPKをフォスターが見事セーブしノッツ・カウンティに勝利。レクサムは首位に浮上し、以後首位の座を譲ることなくリーグを制覇。15年ぶりのフットボールリーグ昇格を決めた[7]。
最終的にレクサムは勝ち点111のリーグ新記録を達成。最多勝利(34勝)、最小敗戦(3敗)の記録も更新した。得点王こそラングスタッフの42点に及ばなかったが、マリンはこの年38ゴールを記録した。 このシーズンの模様はようこそレクサムへのシーズン2で配信された。
- 2023-24シーズン
15年ぶりのフットボールリーグのシーズンは、開幕前のプレシーズンツアーでマリンが肋骨4本の骨折と肺挫傷の重症を負い、エースを欠いて開幕を迎えた。8月20日の5-5の試合後にGKベン・フォスターが引退を表明。急遽アーセナルからGKアーサー・オコンクウォをレンタルで獲得。オコンクウォはリーグ14試合で完封するなどこのシーズンのベストイレブンに選ばれる活躍をし、9月に復帰したマリンもリーグのベストイレブンに選ばれる活躍を見せ、チームは2位で昇格を決め、1シーズンでEFLリーグ1へと進んだ。 このシーズンの模様はようこそレクサムへのシーズン3で配信された。
クラブ各種記録
[編集]1試合最多観客動員試合
- 34,445人 vsマンチェスター・ユナイテッド FAカップ4回戦 1957.1.26
1試合最多得点勝利試合
- 10-1 vsハートリプール・ユナイテッド 1962.3.3
1試合最多失点敗戦試合
- 0-9 vsブレントフォード
タイトル
[編集]国内タイトル
[編集]- フットボールリーグ・サードディヴィジョン(3部):1回
- 1977-78
- ナショナルリーグ(5部):1回
- 2022-23
- EFLトロフィー:1回
- 2004-2005
- FAトロフィー:1回
- 2012-2013
- ウェルシュカップ:23回
- 1878, 1883, 1893, 1897, 1903, 1905, 1909, 1910, 1911, 1914, 1915, 1921, 1924, 1925, 1931, 1957, 1958, 1960, 1972, 1975, 1978, 1986, 1995,
- FAWプレミアカップ:5回
- 1997-98, 1998-99, 1999-2000, 2001-02, 2003-04
国際タイトル
[編集]- なし
過去の成績
[編集]シーズン | ディビジョン | FAカップ | EFLカップ | 欧州カップ / その他 | 最多得点者 | ||||||||||
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リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | 選手 | 得点数 | |||||
2004-05 | フットボールリーグ1 | 46 | 13 | 14 | 19 | 62 | 80 | 43 | 22位 | 2回戦敗退 | 2回戦敗退 | フットボールリーグトロフィー | 優勝 | ||
2005-06 | フットボールリーグ2 | 46 | 15 | 14 | 17 | 61 | 54 | 59 | 13位 | 1回戦敗退 | 1回戦敗退 | フットボールリーグトロフィー | 1回戦敗退 | ||
2006-07 | フットボールリーグ2 | 46 | 13 | 12 | 21 | 43 | 65 | 51 | 19位 | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | フットボールリーグトロフィー | 1回戦敗退 | ||
2007-08 | フットボールリーグ2 | 46 | 10 | 10 | 26 | 38 | 70 | 40 | 24位 | 1回戦敗退 | 2回戦敗退 | フットボールリーグトロフィー | 1回戦敗退 | ||
2008-09 | カンファレンス・ナショナル | 46 | 18 | 12 | 16 | 64 | 48 | 64 | 10位 | 予選4回戦敗退 | FAトロフィー | 4回戦敗退 | |||
2009-10 | カンファレンス・ナショナル | 44 | 15 | 13 | 16 | 45 | 39 | 58 | 11位 | 2回戦敗退 | FAトロフィー | 1回戦敗退 | |||
2010-11 | カンファレンス・ナショナル | 46 | 22 | 15 | 9 | 66 | 49 | 81 | 4位 | 予選4回戦敗退 | FAトロフィー | 2回戦敗退 | |||
2011-12 | カンファレンス・ナショナル | 46 | 30 | 8 | 8 | 85 | 33 | 98 | 2位 | 3回戦敗退 | FAトロフィー ウェルシュカップ |
1回戦敗退 3回戦敗退 |
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2012-13 | カンファレンス・ナショナル | 46 | 22 | 14 | 10 | 74 | 45 | 80 | 5位 | 1回戦敗退 | FAトロフィー | 優勝 | |||
2013-14 | カンファレンス・ナショナル | 46 | 16 | 11 | 19 | 61 | 61 | 59 | 17位 | 2回戦敗退 | FAトロフィー | 2回戦敗退 | |||
2014-15 | カンファレンス・ナショナル | 46 | 17 | 15 | 14 | 56 | 52 | 66 | 11位 | 3回戦敗退 | FAトロフィー | 準優勝 | |||
2015-16 | ナショナルリーグ | 46 | 20 | 9 | 17 | 71 | 56 | 69 | 8位 | 予選4回戦敗退 | FAトロフィー | 2回戦敗退 | |||
2016-17 | ナショナルリーグ | 46 | 15 | 13 | 18 | 47 | 61 | 58 | 13位 | 予選4回戦敗退 | FAトロフィー | 1回戦敗退 | |||
2017-18 | ナショナルリーグ | 46 | 17 | 19 | 10 | 49 | 39 | 70 | 10位 | 予選4回戦敗退 | FAトロフィー | 1回戦敗退 | |||
2018-19 | ナショナルリーグ | 46 | 25 | 9 | 12 | 58 | 39 | 84 | 4位 | 2回戦敗退 | FAトロフィー ナショナル・プレーオフ2019 |
2回戦敗退 準々決勝敗退 |
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2019-20 | ナショナルリーグ | 37 | 11 | 10 | 16 | 46 | 49 | 43 | 19位 | 1回戦敗退 | FAトロフィー チャレンジカップ |
1回戦敗退 準々決勝敗退 |
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2020-21 | ナショナルリーグ | 42 | 19 | 11 | 12 | 64 | 43 | 68 | 8位 | 予選4回戦敗退 | FAトロフィー | 3回戦敗退 | |||
2021-22 | ナショナルリーグ | 44 | 26 | 10 | 8 | 91 | 46 | 88 | 2位 | 1回戦敗退 | FAトロフィー | 準優勝 | ポール・マリン | 26 | |
2022-23 | ナショナルリーグ | 46 | 34 | 9 | 3 | 116 | 43 | 111 | 1位 | 4回戦敗退 | FAトロフィー | 4回戦敗退 | ポール・マリン | 38 | |
2023-24 | フットボールリーグ2 | 46 | 26 | 10 | 10 | 89 | 52 | 88 | 2位 | 4回戦敗退 | EFLトロフィー | ベスト32敗退 | ポール・マリン | 24 |
欧州の成績
[編集]シーズン | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | ホーム | アウェー | 合計 | |
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1972-73 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | チューリッヒ | 2-1 | 1-1 | 3-2 | |
2回戦 | ハイドゥク・スプリト | 3-1 | 0-2 | 3-3 (a) | |||
1975-76 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | ユールゴーデン | 2-1 | 1-1 | 3-2 | |
2回戦 | スタル・ジェシュフ | 2-0 | 1-1 | 3-1 | |||
準々決勝 | アンデルレヒト | 1-1 | 0-1 | 1-2 | |||
1978-79 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | リエカ | 2-0 | 0-3 | 2-3 | |
1979-80 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | マクデブルク | 3-2 | 2-5 | 5-7 | |
1984-85 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | ポルト | 1-0 | 3-4 | 4-4 (a) | |
2回戦 | ローマ | 0-1 | 0-2 | 0-3 | |||
1986-87 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | ズッリー | 4-0 | 3-0 | 7-0 | |
2回戦 | レアル・サラゴサ | 2-2 | 0-0 | 2-2 (a) | |||
1990-91 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | リンビー | 0-0 | 1-0 | 1-0 | |
2回戦 | マンチェスター・ユナイテッド | 0-2 | 0-3 | 0-5 | |||
1995-96 | UEFAカップウィナーズカップ | 1回戦 | ペトロルル・プロイェシュティ | 0-0 | 0-1 | 0-1 |
歴代監督
[編集]- ジャック・ローリー 1966-1967
- ブライアン・フリン 1989-2001
- ブライアン・リトル 2007-2008
- ディーン・ソーンダース 2008-2011
- アンディ・モレル 2011-2014
- ディーン・ケイツ 2016-2018, 2019-2021
- フィル・パーキンソン 2021-
歴代所属選手
[編集]- クリス・アームストロング 1989-1991 , 2003-2005
- イアン・グリフィス 1992-1992
- イアン・ラッシュ 1998-1999
- ダニエル・ベネット 2001-2003
- デニス・ローレンス 2001-2006
- ベン・フォスター 2005 , 2023-2024
- シュワン・ジャラル 2016-2017
- ジェームズ・ジェニングス 2017-2020
参考文献
[編集]- ^ “Fans vote on changing Reds' name back to Wrexham AFC” (英語). The Leader (2013年6月11日). 2024年5月1日閲覧。
- ^ “Club” (英語). The Wrexham Insider. 2024年5月1日閲覧。
- ^ "DONE DEAL: Ryan Reynolds and Rob McElhenney acquire Wrexham AFC". The Non-League Paper. 16 November 2020. Retrieved 16 November 2020.
- ^ "Ryan Reynolds and Rob McElhenney: Hollywood stars to take over Wrexham". BBC Sport. 16 November 2020. Retrieved 16 November 2020.
- ^ https://sport.optus.com.au/news/powered-by-the-athletic/os49508/the-non-league-haaland-macauley-langstaffs-bid-to-be-the-countrys-top-goalscorer-powered-by-the-athletic ]- Sports.optus.com.au 2023年3月22日
- ^ Ben Foster signs until end of season - Official website of Wrexham AFC 2023年3月23日
- ^ Hunter, Andy (10 April 2023). “Ben Foster save takes Wrexham close to promotion with win over Notts County” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 10 April 2023閲覧。