レス・バクスター
レス・バクスター Les Baxter | |
---|---|
出生名 | Leslie Thompson Baxter |
生誕 |
1922年3月14日 アメリカ合衆国テキサス州メキシア |
死没 |
1996年1月15日 (73歳没) アメリカ合衆国カリフォルニア州ニューポート・ビーチ |
ジャンル | ラウンジ・ミュージック、エキゾチカ、映画音楽 |
職業 |
|
担当楽器 | ピアノ |
レス・バクスター(Les Baxter、1922年3月14日 - 1996年1月15日)はアメリカ合衆国テキサス州生まれの作曲家、編曲家、指揮者である。マーティン・デニーと並び、エキゾチカ(エキゾチック・サウンド)を代表する存在である。
デトロイト音楽学校にてピアノを学ぶが、サックス奏者として各地で演奏し、スウィングバンドのアレンジャーも務めた。 1950年代からムードミュージックや映画音楽を手がけ始める。
アルバム『RITUAL OF THE SAVAGE』収録の「QUIET VILLAGE」はマーティン・デニーのバンドのレパートリーにも取り入れられ、エキゾチック・ミュージックのスタンダードとなり様々なミュージシャンにカヴァーされている。
1960年代、彼はスーツ姿で保守的なフォーク・グループ、バラディアーズを結成し、若き日のデヴィッド・クロスビーをフィーチャーしたこともあった、バラディアーズには先にクロスビーの兄であるイーサンが参加していた。後に彼は、そのグループと同じシンガーの何人かをザ・フォーラムというスタジオ・プロジェクトに起用した。彼らは1967年、フィル・スペクターが開発したウォール・オブ・サウンドの手法を取り入れた「The River Is Wide」をマイナー・ヒットさせた。ラジオでは『The Halls of Ivy』や『Bob Hope』、『Abbott and Costello』の音楽監督を務めた。
バクスターは1960年代から1970年代にかけて映画界で活躍。B級映画スタジオのアメリカン・インターナショナル・ピクチャーズで映画音楽を担当し、ロジャー・コーマン監督の『アッシャー家の惨劇』、『恐怖の振子』、『忍者と悪女』などのエドガー・アラン・ポー原作のホラー映画や、『ビーチ・パーティ/やめないで、もっと!』やフランキー・アヴァロン主演の『ムキムキ・ビーチ』などのビーチパーティ映画の音楽を作曲した。また、1970年のホラー映画『バンシーの叫び』では、AIPがウィルフレッド・ジョセフスのオリジナルスコアを却下したため、劇場公開用に新しいスコアを作曲した。ハワード・W・コッチは、バクスターが『イエロー・トマホーク』(1954年)の全楽曲の作曲、オーケストレーション、レコーディングを3時間、5,000ドルで行ったと回想している。 1980年代にサウンドトラックの仕事が落ち込むと、彼はシーワールドなどのテーマパークの音楽を担当した。
バクスターはカリフォルニア州ニューポートビーチで73歳で死去。カリフォルニア州コロナ・デル・マーのパシフィック・ビュー・メモリアル・パークに埋葬された。
フィルモグラフィー(抜粋)
[編集]
|
|
Discography
[編集]Year | Title | Note |
---|---|---|
1947 | MUSIC OUT OF THE MOON | |
1948 | PEFUME SET TO MUSIC | |
1951 | ARTHUR MURRAY'S FAVORITES - TANGO'S | |
RITUAL OF THE SAVAGE | ||
1953 | FESTIVAL OF THE GNOMES | |
1954 | THINKING OF YOU | |
THE PASSIONS | ||
1955 | ARTHUR MURRAY'S FAVORITES - MODERN WALTZES | |
KALEIDOSCOPE | ||
1956 | TAMBOO | |
CARIBBEAN MOONLIGHT | ||
1957 | ROUND THE WORLD WITH LES BAXTER | |
SKINS | ||
MIDNIGHT ON THE CLIFFS | ||
PORTS OF PLEASURE | ||
1958 | SPACE ESCAPE | |
SOUTH PACIFIC | ||
CONFETTI | ||
LOVE IS A FABULOUS THING | ||
1959 | AFRICAN JAZZ | |
JUNGLE JAZZ | ||
WILD GUITARS | ||
1960 | THE SPACE IDOL |