レッド (テイラー・スウィフトのアルバム)
『Red』 | ||||
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テイラー・スウィフト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2011年 - 2012年 | |||
ジャンル | ポップ、カントリー | |||
時間 | ||||
レーベル | ビッグマシン・レコード | |||
プロデュース | テイラー・スウィフト、ネイサン・チャップマン、ジェフ・バスカー、ダン・ハフ、ジャックナイフ・リー、マックス・マーティン、シェルバック、ブッチ・ウォーカー、ダン・ウィルソン | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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テイラー・スウィフト アルバム 年表 | ||||
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『レッド』収録のシングル | ||||
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『レッド』(英: Red)は、アメリカ合衆国のシンガー・ソングライター、テイラー・スウィフトの4枚目のスタジオ・アルバム。
概要
[編集]アルバムのタイトル「Red(赤)」は、スウィフト自身が経験した大失恋から引き起こされた「赤い」感情からとられた。前作までプロデュースを一緒に手掛けていたネイサン・チャップマンの他に、世界的大ヒット曲を数多く手掛けているマックス・マーティンやシェルバックなど新たに複数のプロデューサーを迎えたことにより、以前と比べてバラエティ豊かな楽曲が収録された。以前までのカントリーポップはもちろん、打ち込み主体のダンスポップやフォーク要素が入ったポップロックなど、様々なジャンルを渡り歩いたアルバムとなった。収録楽曲数も、通常盤として最大の16曲となった。
Billboard 200において初登場1位(初週売上120.8万枚)を記録。前作『Speak Now』(初週104.7万枚)に続く初週ミリオンを記録し、1991年にニールセン・サウンドスキャンによる集計が開始されて以来、2枚のアルバムで週間ミリオン売上を記録した最初の女性アーティストとなった。
また、本作は通算7週で1位を獲得しており、2ndアルバム『Fearless』(通算11週1位)、3rdアルバム『Speak Now』(通算6週1位)に続くアルバム3作目の6週以上の1位獲得を達成。オリジナルアルバム3作連続で6週以上の1位獲得は、1969年にビートルズが達成して以来の快挙となった。
アルバムからの先行シングル『We Are Never Ever Getting Back Together』はBillboard Hot 100において自身初となる首位を獲得。初週デジタル売り上げは62.3万ダウンロードを記録し、2010年にKe$haが『Tik Tok』で樹立した女性アーティストによる週間デジタル売り上げ記録(61万ダウンロード)を塗り替えた。日本では同曲はフジテレビ『テラスハウス』の主題歌に起用され、100万ダウンロードを突破する大ヒットを記録した。
また、日本レコード協会からは、2016年4月度有料音楽配信認定でアルバムのゴールド認定を受けた。配信認定におけるアルバムのゴールド認定は『Songs for Japan』/Various(2011年5月度認定)、『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック 【日本版】』/V.A.(2015年1月度認定)に続く3作品目となる快挙となった。
IFPI発表の全世界の年間アルバムチャートでは2012年度に2位(年間売上520万枚)にランクイン。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」(2020年版)において99位に選ばれている[26]。
シングル
[編集]- 1st「We Are Never Ever Getting Back Together」2012年8月13日リリース / Billboard Hot 100 最高1位 / RIAA認定:6×プラチナ[27]
- 2nd「Begin Again」2012年10月1日リリース / Billboard Hot 100 最高7位 / RIAA認定:プラチナ[28] / プロモーションビデオがアルバムと同じ10月22日にリリース。
- 3rd「I Knew You Were Trouble」2012年11月27日リリース / Billboard Hot 100 最高2位 / RIAA認定:6×プラチナ[29]
- 4th「22」2013年3月12日リリース / Billboard Hot 100 最高20位 / RIAA認定:3×プラチナ[30]
- 5th「Red」2013年6月21日リリース / Billboard Hot 100 最高6位 / RIAA認定:プラチナ[31]
- 6th「Everything Has Changed」2013年7月16日リリース / Billboard Hot 100 最高32位 / RIAA認定:プラチナ[32]
- 7th「The Last Time」2013年11月4日リリース / Billboard Bubbling Under Hot 100[注 1] 最高3位
プロモーション・シングル
[編集]アルバム発売前に一週間毎にiTunesでリリースされたシングル。(公式シングルとは異なる。)
- 「Begin Again」2012年9月25日リリース
- 「Red」2012年10月2日リリース
- 「I Knew You Were Trouble」2012年10月9日リリース
- 「State of Grace」2012年10月16日リリース / Billboard Hot 100 最高位13位
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | プロデュース | 時間 |
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1. | 「State of Grace」 | テイラー・スウィフト | ネイサン・チャップマン、スウィフト | |
2. | 「Red」 | スウィフト | ダン・ハフ、チャップマン、スウィフト | |
3. | 「Treacherous」 | スウィフト、ダン・ウィルソン | ウィルソン | |
4. | 「I Knew You Were Trouble」 | スウィフト、マックス・マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
5. | 「All Too Well」 | スウィフト、リズ・ローズ | チャップマン | |
6. | 「22」 | スウィフト、マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
7. | 「I Almost Do」 | スウィフト | チャップマン、スウィフト | |
8. | 「We Are Never Ever Getting Back Together」 | スウィフト、マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
9. | 「Stay Stay Stay」 | スウィフト | チャップマン、スウィフト | |
10. | 「The Last Time」(feat. ギャリー・ライトボディ) | スウィフト、ライトボディ、ジャックナイフ・リー | リー | |
11. | 「Holy Ground」 | スウィフト | ジェフ・バスカー | |
12. | 「Sad Beautiful Tragic」 | スウィフト | チャップマン、スウィフト | |
13. | 「The Lucky One」 | スウィフト | バスカー | |
14. | 「Everything Has Changed」(feat. エド・シーラン) | スウィフト、シーラン | ブッチ・ウォーカー | |
15. | 「Starlight」 | スウィフト | ハフ、チャップマン、スウィフト | |
16. | 「Begin Again」 | スウィフト | ハフ、チャップマン、スウィフト | |
合計時間: |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ Billboard Hot 100圏外のシングルの中で上位25位まではBillboard Bubbling Under Hot 100にチャートイン。
出典
[編集]- ^ “Taylor Swift - Chart history Billboard”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “red full Official Chart History Official Charts Company”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “Taylor Swift - Chart history Billboard”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “ARIA ALBUMS CHART”. December 27, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。December 20, 2015閲覧。
- ^ レッド - テイラー・スウィフト - ORICON
- ^ “2012 Year End: Top Billboard 200 Albums”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “2013 Year End: Top Canadian Albums”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “End of Year Album Chart Top 100 - 2012 Official Charts Company”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - End Of Year Charts - Top 100 Albums 2012”. 2015年12月20日閲覧。
- ^ “オリコン2012年 年間 音楽&映像ランキング”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “IFPI Digital Music Report 2013”. IFPI. p. 11 (2013年2月18日). 2016年5月26日閲覧。
- ^ “2013 Year End: Top Billboard 200 Albums”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “2013 Year End: Top Canadian Albums”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “End of Year Album Chart Top 100 - 2013 Official Charts Company”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - End Of Year Charts - Top 100 Albums 2013”. 2015年12月20日閲覧。
- ^ “オリコン2013年 年間 音楽&映像ランキング”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “2011 Year End: Top Billboard 200 Albums”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - End Of Year Charts - Top 100 Albums 2014”. 2015年12月20日閲覧。
- ^ “2015 Year End: Top Billboard 200 Albums”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月5日閲覧。
- ^ BPI Certified Awards
- ^ Gold/Platinum - Music Canada
- ^ ARIA Charts - Accreditations - 2014 Albums
- ^ 一般社団法人 日本レコード協会
- ^ 一般社団法人 日本レコード協会
- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
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- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- レッド[デラックス・エディション] 【CD】 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- レッド 【CD】 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN