レディ・オア・ノット
レディ・オア・ノット | |
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Ready or Not | |
監督 |
マット・ベティネッリ=オルピン タイラー・ジレット |
脚本 |
ガイ・ビューシック R・クリストファー・マーフィー |
製作 |
ブラッドリー・J・フィッシャー ウィリアム・シェラック ジェームズ・ヴァンダービルト トリップ・ヴィンソン |
製作総指揮 |
ダニエル・ベーカーマン チャド・ヴィレラ タラ・ファーニー トレイシー・ニーベリ |
出演者 |
サマラ・ウィーヴィング アダム・ブロディ マーク・オブライエン ヘンリー・ツェーニー |
音楽 | ブライアン・タイラー |
撮影 | ブレット・ユトキーヴィッチ |
編集 | テレル・ギブソン |
製作会社 |
フォックス・サーチライト・ピクチャーズ ミソロジー・エンターテインメント ヴィンソン・フィルムズ |
配給 | フォックス・サーチライト・ピクチャーズ |
公開 |
2019年8月21日 劇場未公開 |
上映時間 | 95分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 600万ドル[2] |
興行収入 | $56,797,392[3] |
次作 | Ready or Not 2 |
『レディ・オア・ノット』(原題: Ready or Not)は、2019年に公開されたアメリカ合衆国のコメディホラー映画である。監督はマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレット、主演はサマラ・ウィーヴィングが務めた。
本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2020年7月15日にウォルト・ディズニー・ジャパンよりBlu-ray+DVDセットが発売された[4]。映倫によるレイティングは未指定だが、自主規制として「R-15相当」(15歳未満視聴不可)と表示されている。
概略
[編集]グレースは名家の御曹司、アレックス・ル・ドマスと結婚式を挙げ、ル・ドマス家へ嫁入りする。一族の面々はどこかエキセントリックなところが多かったが、幸せ一杯のグレースはあまり気にしなかった。
その日の夜、グレースはル・ドマス家代々の伝統に従ってゲームに参加することになり、くじ引きの結果、一同は「かくれんぼ」を行うことになった。当初、グレースは普通のかくれんぼだと思って参加したが、ル・ドマス家の人々はグレースを殺すつもりでいたのである。
本来であれば、アレックスもグレースを殺す側に回らなければならなかった。しかし、アレックスは愛する人を見捨てることができず、グレースに身の危険が迫っていることを知らせた。
生き延びるために必死で逃げ回っていたが、幾度も襲撃を受けているうちに「言いようのない怒り」が込み上げてきたグレースは、武器を手に取り、逆にル・ドマス家の人々を殺そうとする。
ル・ドマス家の人々は想定外の反撃に狼狽えたが、彼らには「どうしてもグレースを殺さなければならない理由」があったのだ。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替声優[5]。
- サマラ・ウィーヴィング - グレース(志田有彩)
- アダム・ブロディ - ダニエル・ル・ドマス(阪口周平)
- エチエンヌ・ケリーチ - 子供時代のダニエル・ル・ドマス
- マーク・オブライエン - アレックス・ル・ドマス(川原元幸)
- チェイス・チャーチル - 子供時代のアレックス
- ヘンリー・ツェーニー - トニー・ル・ドマス(飛田展男)
- アンディ・マクダウェル - ベッキー・ル・ドマス(幸田直子)
- ケイト・ジーグラー - 若い頃のベッキー
- ニッキー・グァダーニ - ヘレン・ル・ドマス(有川知江)
- エラナ・ダンケルマン - 若い頃のヘレン
- メラニー・スクロファーノ - エミリー・ル・ドマス
- エリス・レヴェスク - チャリティ・ル・ドマス
- クリスチャン・ブルーン - フィッチ・ブラッドリー(武田太一)
- ジョン・ラルストン - スティーヴンス
- イーサン・タヴァレス - ゲイブ
- リアム・マクドーマンド - ジョージー
- ナット・ファクソン - ジャスティン
製作
[編集]2017年11月30日、フォックス・サーチライト・ピクチャーズはマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが共同で監督を務める映画に出資すると報じられた[6]。2018年8月22日、サマラ・ウィーヴィングが本作に出演することになったとの報道があった[7]。9月20日、アンディ・マクダウェルの出演が決まった[8]。10月、アダム・ブロディ、マーク・オブライエン、エリス・レヴェスクがキャスト入りした[9][10]。
本作の主要撮影は2018年10月15日にカナダのオンタリオ州で始まり、同年11月19日に終了した[11]。
公開・マーケティング
[編集]2019年6月17日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[12]。7月27日、本作はファンタジア国際映画祭でプレミア上映された[13]。
興行収入
[編集]本作は『エンド・オブ・ステイツ』及び『赦しのちから』と同じ週に封切られ、公開初週末に500万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[14]、実際の数字はそれを上回るものとなった。2019年8月21日、本作は全米2818館で公開され、公開初週末に801万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場6位となった[15]。なお、フォックス・サーチライト・ピクチャーズがアメリカで配給した作品の中で、本作の公開規模は最大のものとなった[16]。
評価
[編集]本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには283件のレビューがあり、批評家支持率は88%、平均点は10点満点で7.18点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「見事などんでん返しのあるスマートかつダークなコメディ映画である。とても面白い仕掛けのお陰で、『レディ・オア・ノット』は多くの人々を楽しませるホラー映画に仕上がっている。」となっている[17]。また、Metacriticには38件のレビューがあり、加重平均値は64/100となっている[18]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[19]。
出典
[編集]- ^ “レディ・オア・ノット”. 映画.com. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Now in theaters: Every movie that didn't want to compete with Disney”. Los Angeles Times (2019年8月21日). 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Ready or Not (2019)”. The Numbers. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “レディ・オア・ノット Blu-Ray”. Amazon. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “命がけの“かくれんぼ”に挑む衝撃のリベンジ・アクション!『レディ・オア・ノット』ブルーレイ+DVDセット、7/15(水)発売!6/24(水)先行デジタル配信開始!”. ウォルト・ディズニー・ジャパン. 2020年4月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Fox Searchlight Nabs Thriller 'Ready or Not' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2017年11月30日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “Samara Weaving to Star in Thriller ‘Ready or Not’ for Fox Searchlight”. Variety (2018年8月22日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “Andie MacDowell Joins Fox Searchlight Thriller ‘Ready Or Not’”. Deadline.com (2018年9月20日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “Adam Brody & Mark O’Brien Join ‘Ready Or Not’ Thriller At Fox Searchlight”. Deadline.com (2018年10月18日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “Eden Brolin Joins Vince Vaughn In ‘Arkansas’; Fox’s ‘Ready or Not’ Adds Elyse Levesque”. Deadline.com (2018年10月23日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “Fox Searchlight’s Thriller ‘Ready Or Not’ Starring Samara Weaving Shoots October-November”. Omega Underground (2018年9月15日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “‘Ready or Not’ Trailer: This Game of Hide and Seek Takes a Bloody, Twisted Turn”. /Film (2019年6月17日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “Fox Searchlight’s horror ‘Ready Or Not’ joins Fantasia line-up”. Screen Daily (2019年6月28日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “'Angel has Fallen' Looks to Rise to Weekend #1”. Box Office Mojo (2019年8月22日). 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Domestic 2019 Weekend 34 August 23-25, 2019”. Box Office Mojo. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Box Office: 'Ready or Not' Hunts Down $2M Opening Day”. Hollywood Reporter (2019年8月21日). 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Ready or Not”. Rotten Tomatoes. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Ready or Not (2019)”. Metacritic. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Gerard Butler’s ‘Angel Has Fallen’ Rises Near Franchise’s ‘London’ Sequel With $21M+ Opening – Sunday Final B.O.”. Deadline.com (2019年8月25日). 2020年4月20日閲覧。