レバンスクラーゼ
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レバンスクラーゼ(Levansucrase、EC 2.4.1.10)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- スクロース + (2,6-β-D-フルクトシル)nグルコース + (2,6-β-D-フルクトシル)n+1
従って、この酵素の2つの基質はスクロースと(2,6-β-D-フルクトシル)n、2つの生成物はグルコースと(2,6-β-D-フルクトシル)n+1である。
この酵素は、グリコシルトランスフェラーゼ、特にヘキソシルトランスフェラーゼに分類される。系統名は、スクロース:2,6-β-D-フルクタン 6-β-D-フルクトシルトランスフェラーゼである。その他よく用いられる名前に、sucrose 6-fructosyltransferase、beta-2,6-fructosyltransferase、beta-2,6-fructan:D-glucose 1-fructosyltransferase等がある。この酵素は、デンプンやスクロースの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、この酵素の3個の構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1OYG、1PT2及び1W18である。
出典
[編集]- Hehre EJ (1951). “Enzymic synthesis of polysaccharides: a biological type of polymerization”. Adv. Enzymol. Relat. Subj. Biochem.. Advances in Enzymology - and Related Areas of Molecular Biology 11: 297–337. doi:10.1002/9780470122563.ch6. ISBN 978-0-470-12256-3.
- AVIGAD G, FEINGOLD DS, HESTRIN S (1956). “The mechanism of polysaccharide production from sucrose. 3 Donor-acceptor specificity of levansucrase from Aerobacter levanicum”. Biochem. J. 64 (2): 340–51. PMC 1199737. PMID 13363847 .
- Reese ET, Avigad G (1966). “Purification of levansucrase by precipitation with levan”. Biochim. Biophys. Acta. 113 (1): 79–83. PMID 5940635.