レユニオン・ホットスポット
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レユニオン・ホットスポット(英語: Réunion hotspot)はインド洋のレユニオン島直下にあるホットスポット。チャゴス・ラッカディヴ海嶺やマスカリン海台南部はレユニオン・ホットスポットの火山活動によるものである[1]。
レユニオン・ホットスポットは6600万年以上にわたって活動していると考えられている。このホットスポットの6600万年前の大規模噴火がインド中央部のデカン・トラップを形成し、またインドをマスカリン海台から分離させたと考えられる。インドが北へ向かった後もホットスポットは活動を続け、6000から4500万年前にかけてラッカディヴ諸島やモルディブ諸島、チャゴス諸島を形成した。およそ4500万年前に中央海嶺がホットスポットを横切り、レユニオン・ホットスポットはアフリカプレートの下に移った。
4500から1000万年前の間は、ホットスポットの活動は低調であった。その後活動を再開しマスカリン諸島を形成した。モーリシャスやロドリゲス海嶺は1000から800万年前に、ロドリゲス島やレユニオン島は過去200万年の間に出来た。レユニオン島のピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山は世界でも活発に活動している火山の一つであり、最近では2015年8月に噴火している[2]。
脚注
[編集]- ^ E. V. Verzhbitsky (2003). “Geothermal regime and genesis of the Ninety-East and Chagos-Laccadive ridges”. Journal of Geodynamics 35 (3): 289. Bibcode: 2003JGeo...35..289V. doi:10.1016/S0264-3707(02)00068-6 .
- ^ Klemetti, Erik (2014). “New Eruption at Piton de la Fournaise on Reunion Island”. Wired. オリジナルの22 June 2014時点におけるアーカイブ。 .