ロソキサシン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
Drugs.com |
国別販売名(英語) International Drug Names |
データベースID | |
CAS番号 | 40034-42-2 |
ATCコード | J01MB01 (WHO) |
PubChem | CID: 287180 |
DrugBank | DB00817 |
ChemSpider | 253208 |
UNII | 3Y1OT3J4NW |
KEGG | D02305 |
ChEBI | CHEBI:131715 |
ChEMBL | CHEMBL291157 |
化学的データ | |
化学式 | C17H14N2O3 |
分子量 | 294.31 g·mol−1 |
物理的データ | |
融点 | 290 °C (554 °F) |
ロソキサシン(Rosoxacin)またはアクロソキサシン(Acrosoxacin)は、キノロン系の抗生物質であり、尿路感染症や性感染症の治療に用いられる。アメリカ合衆国では入手できない。商標名はエラダシル(Eradacil)である。
Sanofi-Synthelabo(現在はサノフィの一部)により開発された。第一世代に分類されている[1]。
合成
[編集]ロソキサシンの合成は、酢酸アンモニウムに2等量のプロピオン酸メチル、1等量の3-ニトロベンズアルデヒドを材料として、改良したハンチュのピリジン合成を行うことが出発点となる。得られたジヒドロピリジン(2)を硝酸で酸化し、その後、鹸化、脱炭酸、鉄と塩酸によるニトロ基の還元を行うことで、アニリン(3)を得る。これをメトキシメチレンマロン酸エステルとグールド-ジェイコブス反応を行うことで、4-ヒドロキシキノリン環を形成し、これをヨウ化エチルでアルキル化し、エステルを鹸化することで、ロソキサシン(4)の合成が完了する。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ “Demonstration of quinolone phototoxicity in vitro”. Dermatologica 181 (2): 98-103. (1990). doi:10.1159/000247894. PMID 2173670.
- ^ Y.Lescher and P. M. Carabateas, アメリカ合衆国特許第 3,907,808号 (1975); Chem. Abstr., 84, 43880p (1975).