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ロソキサシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロソキサシン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
Drugs.com 国別販売名(英語)
International Drug Names
データベースID
CAS番号
40034-42-2 チェック
ATCコード J01MB01 (WHO)
PubChem CID: 287180
DrugBank DB00817 ×
ChemSpider 253208 ×
UNII 3Y1OT3J4NW ×
KEGG D02305  ×
ChEBI CHEBI:131715 ×
ChEMBL CHEMBL291157 ×
化学的データ
化学式C17H14N2O3
分子量294.31 g·mol−1
物理的データ
融点290 °C (554 °F)
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ロソキサシン(Rosoxacin)またはアクロソキサシン(Acrosoxacin)は、キノロン系の抗生物質であり、尿路感染症性感染症の治療に用いられる。アメリカ合衆国では入手できない。商標名はエラダシル(Eradacil)である。

Sanofi-Synthelabo(現在はサノフィの一部)により開発された。第一世代に分類されている[1]

合成

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ロソキサシンの合成[2]

ロソキサシンの合成は、酢酸アンモニウムに2等量のプロピオン酸メチル、1等量の3-ニトロベンズアルデヒドを材料として、改良したハンチュのピリジン合成を行うことが出発点となる。得られたジヒドロピリジン(2)を硝酸で酸化し、その後、鹸化脱炭酸塩酸によるニトロ基還元を行うことで、アニリン(3)を得る。これをメトキシメチレンマロン酸エステルグールド-ジェイコブス反応を行うことで、4-ヒドロキシキノリン環を形成し、これをヨウ化エチルアルキル化し、エステルを鹸化することで、ロソキサシン(4)の合成が完了する。

関連項目

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出典

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  1. ^ “Demonstration of quinolone phototoxicity in vitro”. Dermatologica 181 (2): 98-103. (1990). doi:10.1159/000247894. PMID 2173670. 
  2. ^ Y.Lescher and P. M. Carabateas, アメリカ合衆国特許第 3,907,808号 (1975); Chem. Abstr., 84, 43880p (1975).