ロックマンズサッカー
ジャンル | サッカーゲーム |
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対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | さんえる |
発売元 | カプコン |
プロデューサー | 藤原得郎 |
デザイナー | 三並達也 |
プログラマー | 谷口蛙 |
音楽 |
岡本智郎 富沢賢一 富樫則彦 |
シリーズ | ロックマンシリーズ |
人数 | 1 - 2人(対戦プレイ) |
メディア | 10メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
1994年3月25日 1994年4月 |
その他 |
型式: SHVC-RQ SNS-RQ-USA |
『ロックマンズサッカー』 (ROCKMAN'S SOCCER) は、1994年3月25日に日本のカプコンから発売されたスーパーファミコン用サッカーゲーム。北米では『Mega Man Soccer』のタイトルで発売された。
同社の『ロックマンシリーズ』に登場するキャラクターを使用した作品であり、基本的なルールは他のサッカーゲームと同様である。各選手には必殺技シュートという強力なシュートが用意されている事を特徴としており、オプション画面でその使用回数を自由に決めることができるが、チャンピオンシップモードでは回数がデフォルトのままになっている。
開発はさんえるが行い、プロデューサーは『超魔界村』(1991年)や『ロックマンX』(1993年)を手掛けた藤原得郎、ゲーム・デザインはスーパーファミコン版『ファイナルファイト』(1990年)を手掛けた三並達也、音楽は小学館プロダクションから発売された『らんま1/2 超技乱舞篇』(1994年)を手掛けた岡本智郎および富沢賢一、ナムコから発売された『サンドラの大冒険 ワルキューレとの出逢い』(1992年)を手掛けた富樫則彦が担当している。
本作のCMでは嘉門達夫が歌唱する曲「WE ARE ROCKMAN」が使用された。しかし歌詞の内容はゲームとの関連性は薄く、歌詞中の「Rock」は音楽の「ロックンロール」を指している。
ゲーム内容
[編集]チャンピオンシップモード
[編集]ワイリーが率いるロボット軍団に占領されてしまったサッカー場を取り戻すための戦い。はじめは以下の8つのキャラクターのチームを自由な順番で攻略していく。撃破するとそのチームにいたキャラクターが仲間となり新たな必殺シュートが使用可能になる。
- ファイヤーマン
- ダストマン
- スカルマン
- ファラオマン
- ウッドマン
- ニードルマン
- カットマン
- エレキマン
8つのチームを全滅させた後は、以下の3チームとの戦い。
- エンカー
- ブルース
- ワイリー
その他
[編集]- 時代設定は『ロックマン4』と『ロックマン5』との間になっている。
- BGMは『ロックマン5』からの使い回しが多い。
- SFCのロックマン作品では『7』や『X』の数字入力と異なり、従来タイプのパスワードが採用されている。
- チャンピオンシップモードをクリアしてもスタッフロールを見る事が出来ず、タイトル画面に戻される。
登場キャラクター
[編集]一部の詳細は、ロックマンシリーズに記述してある。試合に参加するキャラクターはメンバーズ(Member’s)と呼ばれる。
味方側
[編集]- DRN.001 ロックマン(Rockman)
- ライト博士に体をサッカー用に改造してもらって、ワイリーが率いるロボット軍団とサッカーで対決していくことになる。
- 必殺技シュートはロックバスターシュート。
- DRN.000 ブルース(Blues)
- 必殺技シュートはブルースバスターシュート。
- DRN.002 ロール(Roll)
- 試合に参加しない。
- Dr.ライト(Dr.Right)
- 試合に参加しない。
敵側
[編集]- DRN.003 カットマン(Cutman)
- 必殺技シュートはローリングカッターシュート。
- DRN.005 アイスマン(Iceman)
- 必殺技シュートはアイスシュート。
- DRN.006 ボンバーマン(Bomberman)
- 必殺技シュートは爆弾シュート。
- DRN.007 ファイヤーマン(Fireman)
- 必殺技シュートはファイヤーシュート。
- DRN.008 エレキマン(Elecman)
- 必殺技シュートはエレキシュート。
- DWN.010 エアーマン(Airman)
- 必殺技シュートは竜巻シュート。
- DWN.011 バブルマン(Bubbleman)
- 必殺技シュートはバブルシュート。
- DWN.014 フラッシュマン(Flashman)
- 必殺技シュートはフラッシュシュート。
- DWN.016 ウッドマン(Woodman)
- 必殺技シュートはリーフシュート。
- DWN.017 ニードルマン(Needleman)
- 必殺技シュートはニードルシュート。
- DWN.019 ジェミニマン(Geminiman)
- 必殺技シュートはジェミニシュート。
- DWN.021 タップマン(Topman)
- 必殺技シュートはタップシュート。
- DWN.022 スネークマン(Snakeman)
- 必殺技シュートはスネークシュート。
- DWN.026 トードマン(Toadman)
- 必殺技シュートはトードシュート。
- DWN.028 ファラオマン(Pharaohman)
- 必殺技シュートはファラオシュート。
- DWN.030 ダストマン(Dustman)
- 必殺技シュートはダストシュート。
- DWN.032 スカルマン(Skullman)
- 必殺技シュートはスカルシュート。
- RKN.001 エンカー(Enker)
- 必殺技シュートはミラーバスターシュート。
- Dr.ワイリー(Dr.Wily)
- サッカー用ロボットに搭乗。エキシビジョンモードでは使用できない。
- 必殺技シュートはワイリーシュート。
スタッフ
[編集]- ゲーム・デザイン:YATSUHOE、RED、MICKEY(三並達也)
- メイン・プログラム:KWAERU.T(谷口蛙)
- サブ・プログラム:MINK.M
- ゲスト・プログラム:GERO
- プログラム・サポート:KOBA
- グラフィック:7852(なやこうじ)、ORI-CHAN、MARIO-CHAN、SUMIRE、Q-CHAN、MATABICHI、RAKKASEI-ONDO、YOSHIMI、KAORU、OKAAA-CHAN、PATRIOT-YAMAZOO(山添公雄)
- サウンド・プログラム:TOMI(富沢賢一)
- サウンド:OKA(岡本智郎)、TOMI(富沢賢一)、NORIRIN(富樫則彦)
- ディレクター:YACCYAN!
- プロデューサー:PROFESSOR F(藤原得郎)
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||
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ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・5・6・5の合計22点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.6点(満30点)となっている[6]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.0 | 3.6 | 3.4 | 3.5 | 3.7 | 3.5 | 21.6 |
脚注
[編集]- ^ 前田尋之「Chapter 2 スーパーファミコンソフトオールカタログ 1994年」『G-MOOK 176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、118頁。ISBN 9784862979131。
- ^ “Review Crew: Mega Man Soccer”. Electronic Gaming Monthly (Ziff Davis) (58). (May 1994). ISSN 1058-918X.
- ^ Colorful Commentator (May 1994). “ProReview: Mega Man Soccer”. GamePro (Infotainment World, Inc.) (58): 62. ISSN 1042-8658.
- ^ a b “ロックマンズサッカー まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “Now Playing”. Nintendo Power (Nintendo of America) (60): 103. (May 1994). ISSN 1041-9551.
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、426頁、ASIN B00J16900U。
- ^ Brumley, Doug (May 1994). “SNES Review: Mega Man's Soccer”. Game Players (Imagine Media) (49): 70. ISSN 1091-1685.
- ^ “Review: Mega Man Soccer”. VideoGames (LFP, Inc) (75). (April 1994). ISSN 1059-2938.