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ロック・ザ・ネイションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ロック・ザ・ネイションズ』
サクソンスタジオ・アルバム
リリース
録音 オランダ Wisseloord Studios[1]
ジャンル ヘヴィメタル
時間
レーベル EMI
プロデュース ゲイリー・ライオンズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 26位(スウェーデン[2]
  • 34位(イギリス[3]
  • 44位(ドイツ[4]
  • 149位(アメリカ[5]
  • サクソン アルバム 年表
    イノセンス・イズ・ノー・エクスキューズ
    (1985年)
    ロック・ザ・ネイションズ
    (1986年)
    ディスティニー
    (1988年)
    テンプレートを表示

    ロック・ザ・ネイションズ』(Rock the Nations)は、イングランドヘヴィメタルバンドサクソン1986年に発表した8作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    オリジナル・ベーシストのスティーヴ・ドーソン脱退後に制作されたアルバムだが、収録曲「ランニング・ホット」の作曲クレジットには、ドーソンの名前が記載されている[6]。ボーカリストのビフ・バイフォードは、本作のレコーディングではベースも兼任したが[7]、本作のクレジットでは、ドーソンの後任ベーシストであるポール・ジョンソンの名前が記載された。

    「ロックン・ロール・パーティー」と「ノーザン・レイディ」にはエルトン・ジョンがゲスト参加した[8]。バイフォードによれば、当時ジョンも同じスタジオでレコーディングを行っており、プロデューサーの紹介によって本作のレコーディングに参加したとのことで、後年のインタビューでは「彼のスタイルとは全然違う音楽で演奏してもらえるなんて、クールになるだろうと思ったよ。実際、彼はクールだった」と振り返っている[9]

    反響・評価

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    全英アルバムチャートでは3週トップ100入りし、最高34位を記録した[3]。本作からの先行シングル「ウェイティング・フォー・ザ・ナイト」は全英シングルチャートで66位に達し、続く「ロック・ザ・ネイションズ」は80位、「ノーザン・レイディ」は91位に達した[10]

    Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け、全体像に関して「前作ほどヘヴィでなく、サクソンの作品の中では特に没個性である」と評し、唯一の聴き所として「ロックン・ロール・パーティー」におけるエルトン・ジョンの演奏を挙げている[1]。また、酒井康は『BURRN!』1986年12月号のレヴューで100点満点中71点を付け「もっと幅広い層にウケたいとうのがミエミエ」「A2では昔の精気みたいなものを取り戻しているとは思うけど、アイアン・メイデンラットのように、サクソンも定番でいてほしかった」と評している[8]

    収録曲

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    特記なき楽曲はビフ・バイフォード、グラハム・オリヴァー、ポール・クィン、ナイジェル・グロックラーの共作。

    1. ロック・ザ・ネイションズ - "Rock the Nations" - 4:41
    2. バトル・クライ - "Battle Cry" - 5:26
    3. ウェイティング・フォー・ザ・ナイト - "Waiting for the Night" (Biff Byford, Nigel Glockler) - 4:52
    4. ヒア・トゥ・ロック - "We Came Here to Rock" - 4:19
    5. ノー・エンジェル - "You Ain't No Angel" - 5:29
    6. ランニング・ホット - "Running Hot" (B. Byford, Graham Oliver, Paul Quinn, N. Glockler, Steve Dawson) - 3:36
    7. ロックン・ロール・パーティー - "Party 'til You Puke" - 3:26
    8. エンプティ・プロミセス - "Empty Promises" - 4:11
    9. ノーザン・レイディ - "Northern Lady" - 4:43

    2010年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. "Chase the Fade" (G. Oliver, P. Quinn) - 2:32
    2. "Waiting for the Night (7" Single Edit)" (B. Byford, N. Glockler) - 4:12
    3. "Northern Lady (7" Single Edit)" - 3:57
    4. "Everybody Up (Live in Madrid)" (B. Byford, S. Dawson) - 3:37
    5. "Dallas 1pm (Live in Madrid)" (B. Byford, G. Oliver, P. Quinn, S. Dawson, Pete Gill) - 6:34
    6. "Power and the Glory (BBC Live at Reading Rock Festival 1986)" (B. Byford, G. Oliver, P. Quinn, S. Dawson) - 6:52
    7. "Rock the Nations (BBC Live at Reading Rock Festival 1986)" - 4:49
    8. "Waiting for the Night (BBC Live at Reading Rock Festival 1986)" (B. Byford, N. Glockler) - 4:34

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    脚注

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    1. ^ a b Rivadavia, Eduardo. “Saxon - Rock the Nations Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年2月13日閲覧。
    2. ^ swedishcharts.com - Saxon - Rock The Nations
    3. ^ a b SAXON | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    4. ^ Offizielle Deutsche Charts
    5. ^ Saxon - Awards”. AllMusic. 2016年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
    6. ^ An Interview with Steve Dawson from Saxon”. Rhino Entertainment (2014年3月20日). 2023年2月13日閲覧。
    7. ^ O'Brien, Joe (2022年2月7日). “An Interview with Biff Byford of Saxon”. vwmusic. 2023年2月13日閲覧。
    8. ^ a b 『BURRNIN' VINYL VOL.2』バーン・コーポレーション、1991年9月25日、39頁。ISBN 4-401-61347-3 
    9. ^ Saxon: An Exclusive Interview With Biff Byford”. 2Fast2Die. 2023年2月13日閲覧。
    10. ^ SAXON | full Official Chart History | Official Charts Company

    外部リンク

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