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ロフティ・フェイク・アナグラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロフティ・フェイク・アナグラム
ゲイリー・バートンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1967年8月15日 - 17日 カリフォルニア州ハリウッド RCAビクターズ・ミュージック・センター・オブ・ザ・ワールド[1]
ジャンル ジャズフュージョン
時間
レーベル RCAビクター
プロデュース ブラッド・マックエン、ダロル・ライス
専門評論家によるレビュー
ゲイリー・バートン アルバム 年表
ダスター
(1967年)
ロフティ・フェイク・アナグラム
(1967年)
葬送
(1968年)
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ロフティ・フェイク・アナグラム』(Lofty Fake Anagram)は、アメリカ合衆国ジャズヴィブラフォン奏者、ゲイリー・バートン1967年に録音・発表したスタジオ・アルバム

解説[編集]

前作『ダスター』(1967年)に引き続き参加したラリー・コリエルスティーヴ・スワロウ、それに新ドラマーのボブ・モーゼス(コリエルと共にフリー・スピリッツのメンバーとして活動していた)を迎えたカルテットによる録音である[2]。本作のタイトルは、作詞家のポール・ハインズが当時、コンピュータを使ってアナグラムに変換できない文を研究し、最終的に「Your rappaplat bugle calls」というフレーズを「高尚な偽アナグラム」と自画自賛したことに由来している[3]

スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「最初期のフュージョン・グループ(マイルス・デイヴィスの『ビッチェズ・ブリュー』より2年早い)における、バートンとロック的なコリエルのインタープレイが、このセッションを重要たらしめている」と評している[1]

収録曲[編集]

特記なき楽曲はゲイリー・バートン作曲。

  1. 1967年6月15日 - "June the 15, 1967" (Michael Gibbs) - 4:54
  2. フィーリングズ・アンド・シングズ - "Feelings and Things" (M. Gibbs) - 4:09
  3. フルーレット・アフリケーヌ - "Fleurette Africaine" (Duke Ellington) - 3:43
  4. アイム・ユア・パル - "I'm Your Pal" (Steve Swallow) - 3:08
  5. ラインズ - "Lines" - 3:17
  6. ザ・ビーチ - "The Beach" - 3:46
  7. 死者の母親 - "Mother of the Dead Man" (Carla Bley) - 5:03
  8. 善き市民スワロー - "Good Citizen Swallow" - 5:36
  9. モジョ将軍の殲滅 - "General Mojo Cuts Up" (S. Swallow) - 4:38

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Yanow, Scott. “Lofty Fake Anagram - Gary Burton - Album”. AllMusic. 2024年6月27日閲覧。
  2. ^ 2014年再発CD (SICP 4259)ライナーノーツ(中山康樹、2014年7月27日)
  3. ^ Myers, Marc (2011年1月18日). “Gary Burton on Lofty Fake Anagram”. JazzWax. 2016年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月27日閲覧。

外部リンク[編集]