コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ロボテック (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ロボテック
ROBOTEC Inc.
種類 株式会社
略称 ROBOTEC
本社所在地 日本の旗 日本
103-0005
東京都中央区日本橋久松町9-11
設立 2015年平成27年)
業種 電気機器
法人番号 5010001168252 ウィキデータを編集
事業内容 ロボットアクチュエータ開発・各種ロボット企画・開発
代表者 代表取締役:吉本喬美(よしもとたかみ)
資本金 1000万円
従業員数 50名
決算期 9月30日
外部リンク http://www.robotec.tokyo/
テンプレートを表示

株式会社ロボテック: ROBOTEC Inc.)は、東京都中央区に本社を置くロボットアクチュエータメーカーである。

概要

[編集]

2015年、親会社ユニパルス株式会社のロボット用アクチュエータ事業を独立させて設立、産業ロボットに活用できる技術の企画・技術開発・販売を行う[1]。電動トルクアクチュエータ「ユニサーボ」や電動バランサ「ムーンリフタ[2]」等を取り扱う。2023年、親会社ユニパルス株式会社に統合し、すべての業務を承継。

主な製品

[編集]
電動トルクアクチュエータ「ユニサーボ」
トルク制御機能を組み込んだ初めてのモーションコントロール用アクチュエータ。トルクを計測しその値が所望の値になるようにフィードバック制御を行う。減速機を採用することで、トルク制御に通常用いられるダイレクトドライブモータ(DDM)と比べて圧倒的に小型軽量を実現。トルクの分解能は1/10000にも達するため大きなトルクも繊細に制御が可能。トルクセンサの応答速度は3kHz、サンプリング速度は20kHz、トルク発生機構の慣性モーメントはトルクフィードバックループ内にあるためフィードバック制御の効果で見かけ上極めて小さくすることができる。
電動バランサ「ムーンリフタ」
10~2000kgのワークを吊り上げて軽い力で移動させる。AC100VまたはAC200Vで動き、荷重センサとサーボモータで力と位置を常に検知しながらワークの上げ下げをサポートする。スムーズで精密な位置合わせと安全な両手作業を実現。重さの違うワークにも柔軟に対応。機械装置などの製造工程で組み付けを手助けしたり、袋入りの原料の解袋作業や物流一般などで広く使われている。
手元スイッチが無線なので設置場所を選ばない。可動範囲は4mまで対応。鋳造、機械加工、溶接などの現場で要望の多い防塵タイプや、本体ボディ、上下フックがステンレス製、ダストパンや食品機械用潤滑油を採用したHACCP対応タイプもある。ワークに合わせた吊具の設計も行う。

沿革

[編集]
  • 2015年 - 株式会社ロボテック設立(東京都中央区日本橋)。
  • 2016年 - 電動トルクアクチュエータ ユニサーボが東京都ベンチャー技術優秀賞を受賞(2016/11/1)[3]
  • 2018年 - 電動トルクアクチュエータ ユニサーボが発明大賞 発明功労賞を受賞(2018/03/26)[4]
  • 2019年 - 電動バランサ ムーンリフタが中小企業優秀新技術・新製品賞 一般部門 優秀賞を受賞(2019/05/29)[5]
  • 2021年 - 電動バランサ ムーンリフタが発明大賞 東京都知事賞を受賞(2021/03/05)[6]
  • 2022年 - 社長 吉本喬美 が 高速高精度回転トルク計及びトルクアクチュエータ開発の業績により 令和4年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞(技術部門) を受賞(2022/04/20)[7]
  • 2023年 - ユニパルス株式会社に統合。

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 「Top Interview NO.191」『月刊トライボロジー』2017年2月号、株式会社新樹社、60頁。 
  2. ^ サーボが生み出す“無重力”、ロボテックが作業支援ソリューションを提案”. MONOist (2017年4月18日). 2017年4月20日閲覧。
  3. ^ 世界発信コンペティション受賞企業決定!”. 東京都中小企業振興公社 (2016年11月1日). 2016年10月31日閲覧。
  4. ^ 発明大賞 第43回受賞者”. 日本発明振興協会 (2018年3月26日). 2021年3月3日閲覧。
  5. ^ 第31回 中小企業優秀新技術・新製品賞 受賞者一覧”. 日刊工業産業研究所 (2019年5月29日). 2021年3月3日閲覧。
  6. ^ “第46回 発明大賞 受賞製品・技術のポイント”. 日刊工業新聞. (2021年3月5日). https://www.robotec.tokyo/wp-content/uploads/2021/03/20210305_nikkannkougyoushinnbun.pdf 
  7. ^ “令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定”. 文部科学省. (2022年4月8日). https://www.mext.go.jp/content/20220404-mxt_sinkou01-000021762_1.pdf 

外部リンク

[編集]