ロマネスカ
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「ロマネスカ」(英語名:Romanesca)は16世紀半ばから17世紀末頃に主としてヨーロッパで流行した旋律の一種。アリアや変奏曲の主題のためにも用いられた。四度ずつ下降するベースライン(固執低音)を持つ和声進行であり、その名前はローマに由来するとされる。代表的な例に「パッヘルベルのカノン」や「グリーンスリーブス」等が挙げられる。前述した通り、ルネサンス及びバロック時代にも見られた進行であり、愛用した人を挙げると、スペインの「ルイス・デ・ナルバエス」や「ディエゴ・ピサドール」など多岐にわたる著名な作曲家たちが用いていた。起源は全く不明であり、これは「ロマネスカ」は曲調として用いられるものではなく、自然発生した、はるか昔からの作曲家の緻密な計算で作られたものだからだと考えられる。{{Stub}}