ロング・トム (ロケット)
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ロング・トム(Long Tom)はオーストラリアのロケット。1957年にウーメラ試験場で初めて打ち上げられた。
2段式ロケットで、1950年代にソールズベリーのWRE(Weapons Research Establishment)が開発を行った。当初はイギリスのブラック・ナイトや他の高高度フライトのためウーメラの設備を試験する用途で開発されたが、後にオーストラリア初の観測ロケットとして使用された。
1回目の発射には大型のスカイラーク発射台を使用したが、3回目の発射時に施設に損害をもたらしたため、ロング・トムチームは独自に3mの発射レールの建造を強いられた。
全長8.2mで、最高高度は120km。3枚のフィンによって安定化している。合計で16機が発射された。
参考文献
[編集]- Rigby, Mark T. “LONG TOM”. WOOMERA ON THE WEB. 2010年10月7日閲覧。