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ロンドン大学シティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロンドン大学シティ
City, University of London
モットー To serve mankind
種別 公立
設立年 1852年 - Inns of Court School of Law設立
1966年 - 勅許により大学昇格
2016年 - ロンドン大学に加盟
資金 £40.1 m (2013年7月31日時点)[1]
総長 ロンドン市長
学生総数 19,405人[2]
学部生 10,075人[2]
大学院生 9,330人[2]
所在地 イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド ロンドン
北緯51度31分40秒 西経0度06分08秒 / 北緯51.52776度 西経0.10226度 / 51.52776; -0.10226座標: 北緯51度31分40秒 西経0度06分08秒 / 北緯51.52776度 西経0.10226度 / 51.52776; -0.10226
スクールカラー Red and white
               
ロンドン大学
MBA協会
EQUIS
en:Universities UK
公式サイト www.city.ac.uk
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ロンドン大学シティ(City, University of London)は、ロンドン大学群を構成するイギリスの公立大学である。旧名のシティ大学とも呼ばれる。

概要

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本部キャンパス(ノーザンプトン・スクエア

ロンドンの中心地に位置し、プロフェッショナルを育てる目的の職業訓練的なコース、パートタイムのコースが多く開講されていることもあり、働きながら通う学生も多く、学生全体の約半数が大学院で学んでいる。

金融街のシティと伝統的に強い結びつきを持つ。開講されているコースの3分の2以上がその分野に関連した専門職団体に認定されている。

出願数の多さ、卒業生の就職率・初任給の高さが英国でトップクラスの大学であることも有名である。

歴代の英国首相を複数輩出したロー・スクール、英国を代表するビジネス・スクール、ジャーナリズム・スクール等で構成されている。

沿革

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1852年、Lincoln's Innにて、The Council of Legal Education(CLE)が創立。

1894年、ノーザンプトン・ポリテクニク(Northampton Polytechnic Institute)として創立。この機関が母体となり、1966年に大学指定を受けたことから、2008年頃までは、創立年を1894年としていた。1936年にコリン・チェリーが学士号を取得している。

1966年、ノーザンプトン・ポリテクニクが勅許にて大学指定を受け大学となり、シティ大学(The City University)へ改称。

1967年、The Council of Legal Education(CLE)がInns of Court School of Law(ICSL)へ改組。直前の1964年にGray's Innを傘下に加えており、1997年の制度変更まで4つの法曹院でイギリスの司法修習制度を独占していた。

1994年、シティ・オブ・ロンドンに位置するSt Bartholomew's Hospital(源流となる医療機関は1123年に遡る)とRoyal London Hospital (源流となる医療機関は1740年に開院)の付属教育機関が合併し、St Bartholomew School of Nursing & Midwiferyとなり、翌1995年、シティ大学の一部となる。

2001年、シティ大学がInns of Court School of Law(ICSL)を併合。

2002年、サー・ジョン・キャス財団から寄付を受け、新施設へ移転し、経営学部(City Business School)をキャス・ビジネス・スクール(Cass Business School)へ改称。

2008年、Inns of Court School of Lawをシティ・ロー・スクール(City Law School)へ改称。

2008年、St Bartholomew School of Nursing & MidwiferyをSchool of Health & Psychological Sciencesへ改称。

2016年、ロンドン大学に加盟し、ロンドン大学シティ(City, University of London)へ改称。

2021年、キャス・ビジネス・スクールをベイズ・ビジネス・スクールへ改称。

2024年、ロンドン大学セント・ジョージズと合併し、ロンドン大学シティ・セント・ジョージズ(City St George's, University of London)へ改称。

キャンパス

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シティ・ロー・スクールのメインキャンパス(ホルボーン
ベイズ・ビジネス・スクールのメインキャンパス(イズリントン

メインキャンパスであるノーザンプトン・スクエアはセントラル・ロンドンのイズリントンにある。最寄り駅はエンジェル駅ファリンドン駅バービカン駅オールド・ストリート駅からも近い。その他のキャンパスはシティ・オブ・ロンドンおよびホルボーンスミスフィールド、そしてロンドンのホワイトチャペルエリアにある。

組織

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以下の6つのスクールから構成されている。

シティ・ロー・スクール(The City Law School)
前身 Inns of Court School of Law
シティ・ロー・スクールの源流である1852年創立のInns of Court School of Lawはマーガレット・サッチャートニー・ブレアクレメント・アトリーハーバート・ヘンリー・アスキスといった元英国首相や、マハトマ・ガンディーの出身校でもある。
ベイズ・ビジネス・スクール(Bayes Business School)
前身 キャス・ビジネス・スクール(Cass Business School)
ベイズ・ビジネス・スクールは英国および欧州を代表するビジネススクールの一つである。特に経営学修士(MBA)課程および、保険・アクチュアリー・海運・航空・不動産・ファイナンス等の分野における教育に関してイギリスを代表する教育機関である。
AMBAEQUISAACSBによって認定(トリプル・アクレディテーション)されているトリプルクラウン校である。
ウエルカム・トラスト会長、GE社およびBP社の取締役のPeter Cullumザ・コカ・コーラ・カンパニーCEOのMuhtar Kentバンク・オブ・ニューヨーク・メロンCEOのBob Kellyらを輩出。
本スクールの卒業生は、卒業してから5年の給料の平均が英国のどの大学の卒業生よりも高いとされている[3]
Department of Journalism
本校のジャーナリズム・スクールは、英国最大の規模、最高レベルの教育の質を誇り、BBC、世界のニュースチャンネル、新聞社、通信社などで活躍する数多くのジャーナリスト、ニュースキャスター、報道記者・編集者などを輩出している名門である[4] [5]
ガーディアン紙のマイケル・ハン氏は、カーディフ大学のジャーナリズム・スクールとともに、本校を「ジャーナリズムにおけるオックスブリッジ」と評している[6]
2023年度版の大学ランキングにおいても、ガーディアン紙のジャーナリズムの分野で全英1位[7]、Complete University Guideのコミュニケーション&メディア・スタディーズの分野で全英1位[8]と評価されている。
School of Health & Psychological Sciences
前身 St Bartholomew School of Nursing & Midwifery
School of Policy and Global Affairs
School of Science & Technology

主な出身者

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備考

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160年以上の研究の歴史を持ち、卒業生の就職率および給料は一貫して高いランクにある[11]。特に法律、ジャーナリズム、ビジネス・ファイナンスの教育における高い知名度と評価を得ている。ミッションは、「教育、研究および知識のビジネスへの移転、および専門性でロンドンを主導すること」である[12]。また、MBA協会EQUISおよびUniversities UKの所属メンバーである。

脚注

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  1. ^ Financial Statements for the Year to 31 July 2013” (PDF). City University, London. p. 19. 2014年4月9日閲覧。
  2. ^ a b c HE student enrolments by HE provider, domicile, level of study, mode of study, first year marker and sex” (XLS). HESA. 2018年5月7日閲覧。
  3. ^ https://www.bayes.city.ac.uk/news-and-events/news/2022/june/bayes-business-school-graduates-earn-the-most-on-average-five-years-after-leaving-university2
  4. ^ What's the passport to journalism? The dreaming spires of, er, City University” (英語). the Guardian (2011年6月4日). 2021年4月14日閲覧。
  5. ^ (なし)2023年度版の” (2007年10月22日). 2007年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月14日閲覧。
  6. ^ Media studies? Do yourself a favour - forget it” (英語). the Guardian (2001年9月3日). 2021年4月14日閲覧。
  7. ^ https://www.theguardian.com/education/ng-interactive/2022/sep/24/best-uk-universities-for-journalism-league-table
  8. ^ https://www.thecompleteuniversityguide.co.uk/league-tables/rankings/communication-and-media-studies
  9. ^ People of Today Index, People of Today, People of Influence - Debrett's”. 9 February 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。23 March 2016閲覧。
  10. ^ DareYou: Professor and Mrs Pettman”. 7 February 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月26日閲覧。
  11. ^ Another top five ranking for City in The Times Good University Guide 2008”. City University London. 2007年8月16日閲覧。
  12. ^ University Strategy”. City University London. 2009年6月15日閲覧。

外部リンク

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