ロンドー体
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ロンドー体(roundel, ロンデル、ラウンデル)は、アルジャーノン・チャールズ・スウィンバーンが考案した、英語詩に使われる韻文の形式。
構造
[編集]ロンドー体はフランスのロンドーの変化形で、様式化された特定のパターンに従って繰り返されるリフレインを使用する。ロンドー体はそれぞれ同じ数の音節を持つ9つの行と、その3行目と9行目の後に付け足されたリフレインの、合計11行から成る。リフレインは第1行の最初の言葉と同じでなければならず、長さは1行の半分で、第2行と同じ押韻することが許される。3つのスタンザ(詩節、連)からなり、押韻構成は「abaR bab abaR」となる(Rはリフレイン)。
スウィンバーンは、『A Century of Roundels』という本も出版して[1]、ロンドー体形式の詩を友人であるクリスティーナ・ロセッティに献呈した。ロセッティもその後、ロンドー体形式の詩を書き始めた。
例
[編集]スウィンバーンの詩『A Baby's Death』には7つのロンドー体詩が含まれ、すべて上述の規則に従っている。次に挙げるのはその4つめのロンドー体詩で、イギリスの作曲家エドワード・エルガーによって曲がつけられた(『Roundel』1897年)。
- The little eyes that never knew - (a)
- Light other than of dawning skies, - (b)
- What new life now lights up anew - (a)
- The little eyes ? - (R)
- Who knows but on their sleep may rise - (b)
- Such light as never heaven let through - (a)
- To lighten earth from Paradise? - (b)
- No storm, we know, may change the blue - (a)
- Soft heaven that haply death descries - (b)
- No tears, like these in ours, bedew - (a)
- The little eyes. - (R)
脚注
[編集]- ^ Algernon Charles Swinburne, A Century of Roundels (London: Chatto & Windus, 1883).