ローデウェイク・デ・ファデル
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ローデウェイク・デ・ファデル Lodewijk de Vadder | |
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ローデウェイク・デ・ファデル作、市場に荷を運ぶ農民のいるソニアの森 | |
生誕 |
1605年4月8日(洗礼日) グリンベルゲン(Grimbergen) |
死没 |
1655年8月10日 (50歳没) ブリュッセル |
ローデウェイク・デ・ファデル(Lodewijk de Vadder、1605年4月8日(洗礼日)- 1655年8月10日)は、フランドルの画家、版画家である[1]。風景画を描いたことで知られている。
略歴
[編集]ブリュッセル周縁の現在のフラームス=ブラバント州のグリンベルゲン(Grimbergen)で生まれた。父親のGielis de Vadderは画家で、画家の2人の兄がいた。修行時代のことは記録にないが、1590年生まれの兄 Philippe は1613年にブリュッセルの聖ルカ組合に親方として登録されていて、この兄から絵を学んだと考えられている[1] 。ローデウェイク・デ・ファデルも1628年にブリュッセルの聖ルカ組合に親方として登録された[2]。
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)の晩年の風景画作品に影響をうけていると言われている。ブリュッセル南東部に広がるソニアの森(Zoniënwoud)と呼ばれる森の風景などを描いた。
1644年、ブリュッセル市当局からタペストリーの元絵制作者に指定され、ブリュッセルのヤン・コルダイス(Jan Cordijs)やブーデウェイン・ファン・ベフェレン(Boudewijn van Beveren)の織物工場のために働いた。
1655年にブリュッセルで亡くなった。弟子にはIgnatius van der Stock(fl:1660-1661)らがいて、Lucas Achtschellinck(1626–1699)も弟子であったとされる[1][3]。
作品
[編集]-
人物と動物のいる風景
ナルボンヌ歴史と美術の博物館 -
猟師と鹿のいる風景
コペンハーゲン国立美術館
脚注
[編集]- ^ a b c Hans Devisscher. "Lodewijk de Vadder" Grove Art Online. Oxford Art Online. Oxford University Press. Web. 14 October 2020
- ^ Lodewijk de Vadder at the Netherlands Institute for Art History
- ^ Lowys de Vadder biography in: Arnold Houbraken, De groote schouburgh der Nederlantsche konstschilders en schilderessen, 1718
参考文献
[編集]- Gerson, H., ter Kule, E.H. (1960). Art and architecture in Belgium, 1600-1800
- Kramm, Chr. (1857). Vadder (Lodewijk de). In De levens en werken der Hollandsche en Vlaamsche kunstschilders, beeldhouwers, graveurs en bouwmeesters, van den vroegsten tot op onzen tijd. (p. 1665). Amsterdam: Gebroeders Diederichs.
- Thierry, Y. (1953). Le paysage flamand au XVIIe siècle