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ローヤルさわやか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ローヤルさわやか
種類 炭酸飲料
発祥国 日本の旗 日本
販売開始 1978年
公式サイト 公式サイト
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ローヤルさわやかは、北陸ローヤルボトリング協業組合が製造・販売する炭酸飲料。単にさわやかとも呼ばれる。主に福井県で販売され、同県の地サイダーの一つとして知られる[1]

5種類の味があるが、メロン味が代表的な商品で、本項では特記のない限りメロン味のローヤルさわやかについて言及する。なお、メロン味は特にさわやかメロンと呼ばれている。

概要

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甘めのメロン味がする炭酸飲料で、緑色をしている。メロンを選択した理由は、メロン味の炭酸飲料を他社がまだ発売していなかったのと色ですぐに味を想起できるからである[2][3]

地元福井県での知名度は高い。しかしながら、福井県外ではほとんど流通していない(石川県など一部の隣県でも販売されているという説がある)[1][4]

工場で毎日7千本ほどを生産し、県内のスーパーなどに出荷している。真夏やゴールデンウィークは需要が高まりこれ以上に生産量が増加する[2][5]

地下120メートルからくみ上げた井戸水に、独自の割合で酸味料などを配合し作られている。炭酸は子供でもごくごくと飲めるように微炭酸に仕上げられている[5]

歴史

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1978年昭和53年)に発売され、すぐに年間120万本ほど売れるヒット商品となった[3][4]。発売当初は、駄菓子屋を中心に販売され瓶[注釈 1]の容器であったが、世間では1980年代半ば頃から缶が主流となり、瓶のみだったローヤルさわやかの売り上げはピーク時の半分になってしまった。さらに、コンビニの増加に伴う駄菓子屋の減少により窮地に立たされることとなったが、様々な工夫を凝らし、事業を立て直していった[3]。その後、2000年平成12年)にペットボトル入りの販売を開始した。ペットボトル化当初はバイヤーや卸業者の反応はいまいちだったが、置く店が現れると、だんだんと注文が入るようになったという[2]

商標としてのさわやか

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ローヤルさわやかは、クリームソーダ飲料スマック同様、中小飲料メーカーの統一商標であり、かつて中部地方を中心に各県にオリジナルのさわやかが存在していた[6]。福井県のさわやかはその歴史の名残りで、福井県のさわやかだけが唯一生き残った。ラベルは長野県の上高地にある大正池で、これも中部地方各県にさわやかが存在していた名残りである。

メロン以外の味

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2024年令和6年)現在は、オレンジ、グレープ、レモン、ラムネ (さわやかブルー) などの他の味も販売している[2]

脚注

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  1. ^ a b https://www.facebook.com/megumi.meg.9+(2017年9月3日).+“福井県民しか知らない 幻のサイダー『さわやか』がメチャクチャうまい”. ロケットニュース24. 2023年6月10日閲覧。
  2. ^ a b c d INC, SANKEI DIGITAL (2020年8月4日). “福井県民から熱い支持「緑色の飲み物」の40年(1/2ページ)”. 産経ニュース. 2023年6月10日閲覧。
  3. ^ a b c 福井県のご当地ドリンク「ローヤルさわやか」が40年以上愛され続けるブランドになったワケ(伏見 学) @moneygendai”. マネー現代 (2022年2月4日). 2023年6月10日閲覧。
  4. ^ a b 『日本ご当地おやつ大全』辰巳出版、2023年4月25日、39頁。 
  5. ^ a b 福井県のご当地サイダー「さわやか」が出荷ピークを迎える理由…需要が高まり生産増 | 経済 | 福井のニュース”. 福井新聞ONLINE. 2023年6月10日閲覧。
  6. ^ なんだーワンダー さわやか”. 福井テレビ. 2023年6月20日閲覧。
  1. ^ 王冠の裏側に10円や100円などの金銭の当りくじ付き。

関連項目

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  • 三ツ矢サイダー - 古い時代の三ツ矢サイダーの旧ガラス瓶を用いて瓶入りのローヤルさわやかの販売を行っている。

外部リンク

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北陸ローヤルボトリング協業組合