ローランド・SH-101
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SH-101のグレーモデル | |
製造 | ローランド |
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販売期間 | 1982年 – 1986年 |
価格 | 495ドル |
スペック | |
最大同時発音数 | モノフォニック |
ティンバー | モノティンブラル |
オシレータ | 1 VCO |
LFO | 三角波、矩形波、ランダム |
合成方式 | アナログ減算方式 |
フィルタ | VCO、ADSR、LFO、キートラックまたはピッチベンダー |
アッテネータ | ゲートまたはLFOによるADSRエンベロープ |
アフタータッチ | なし |
キーベロシティ | なし |
メモリ | 100ステップシーケンサー |
エフェクター | アルペジエーター |
Input/output | |
鍵盤 | 32鍵 |
左手用コントローラ | VCFの周波数やピッチにアサイン可能なベンダー、ピッチベンド、モッドホイール |
外部インタフェース | CV/gate |
SH-101は、ローランドから1983年に発売された廉価版シンセサイザー。ショルダーキーボードとしても使えるPOPなイメージを前面に出したシンセ。
主な仕様
[編集]仕様は1VCO→1VCF→1VCA、1LFOというシンプルな構成となっており、通信教育の教材にも使われた。VCOにはProphet-5等、アナログシンセサイザーのハイエンド機種同様Curtis Electronics社製CEM3340が使われている。 外部インターフェースはCV/GATE方式となっており、内蔵の100ステップシーケンサーで外部のシンセサイザーモジュールをコントロールすることもできる。コンバーターがあれば外部MIDIシーケンサーで演奏可能。 電源はACアダプタまたは単2乾電池6本で動作する。アクティブに使用できるアナログ・シンセサイザー。
カラーリング
[編集]標準のグレーの他レッド、ブルーのボディカラーヴァリエーションがあり、当時としては斬新であった。
音色の特徴
[編集]音色は明るく輪郭のクッキリとしたサウンド。鋭いアタックと切れの良いディケイが特徴でテクノなどには最適。パーカッション・シンセとしても重宝する。SH-101と同じ音源を搭載したシーケンサー付き作曲ツールとして、MC-202がある。
主なユーザー
[編集]主なユーザーとして、元NENAのウヴェ・ファーレンクローク=ペーターゼン、プロディジー、チャーリー・プースらがおり、ライブ映像やプロモーションビデオでも確認できる。また河合奈保子も発売直後にレッドのショルダー仕様をコンサートや一部テレビ出演の際に使用した。これもライブビデオ「愛のコンサート」で確認できる。