ワイル・フェリックス反応
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ワイル・フェリックス反応(ワイル・フェリックスはんのう、英: Weil-Felix test)は、リケッチア感染症の患者に対する臨床診断試験のこと[1]。
概要
[編集]リケッチア感染症患者の血清はその疾患に応じてプロテウス属のOX-19株、OX-2株、OX-K株に対する凝集素を持つ[1]。これはリケッチアとプロテウスの間に共通抗原をもつことによる[1]。その性質を利用して臨床診断試験に応用したものがワイル・フェリックス反応である[2] 。特異性が十分ではないため、現代では蛍光抗体法やELISA法にとってかわられつつある[1]。
1915年にチェコのオーストリア人医師エドムント・ヴァイルとポーランド生まれの細菌学者アーサー・フェリックスにより開発された[3][4]。
反応
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 南山堂医学大辞典 第12版 ISBN 978-4525010294
- ^ Walker, DH and DH Bouyer. Rickettsia and Orientia. In: Manual of Clinical Microbiology, 9th Edition. 2007. ASM Press:Washington, DC. p. 1042
- ^ Cruikshank, R. The Weil-Felix reaction in typhus fever. 1927. J Hyg (Lond) 27(1): 64-69.
- ^ Brade, Helmut, ed (1999). Endotoxin in Health and Disease. CRC Press. p. 11. ISBN 9780824719449 2015年8月8日閲覧。