ワット・チェーディーチェットテーオ
ワット・チェーディーチェットテーオ วัดเจดีย์เจ็ดแถว Wat Chedi Chet Thaeo | |
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基本情報 | |
座標 | 北緯17度25分51秒 東経99度47分9秒 / 北緯17.43083度 東経99.78583度座標: 北緯17度25分51秒 東経99度47分9秒 / 北緯17.43083度 東経99.78583度 |
宗教 | 仏教 |
地区 | シーサッチャナーライ郡 |
州 | スコータイ県 |
国 | タイ |
現況 | 遺跡 |
建設 | |
様式 | スコータイ様式 |
創設者 | リタイ[1][2] |
完成 | 14世紀末-15世紀初頭[3] |
ワット・チェーディーチェットテーオ (Wat Chedi Chet Thaeo、タイ語: วัดเจดีย์เจ็ดแถว) は、タイの北部、スコータイ県シーサッチャナーライの旧市街となるシーサッチャナーライ歴史公園にある仏教寺院遺跡である。
歴史
[編集]寺院は旧市内の中心にあり、その規模の大きさは、この寺院が王室のために構築されたことを示している。ラーマ6世が『プラルアン旅行記』(タイ語: เที่ยวเมืองพระร่วง、RTGS: Tiew Muang Phra Ruang)に記したところによると、地元では、その寺院はかつてワット・カラヤナミット (Wat Kalayanimit) と呼ばれ、それはリタイ(在位1347-1368年/73年)の娘により建立されたものとされる。また、ダムロンラーチャーヌパープは、寺院はシーサッチャナーライを統治する王族の埋葬地であると考えた[3][4]。
構造
[編集]寺院名のチェーディー・チェット・テーオは、7列の仏塔(チェーディー)を意味する[2][3]。ワット・チャーンロームの前方に位置するこの寺院は、シーサッチャナーライの市壁内にある遺跡のなかでも最重要寺院の1つであり、寺院は中央の仏塔のほか、異なる様式で大きさの違う32基の仏塔で構成されていることから[5]、スコータイ王朝の寺院の中でも類のないものと見なされている。
ワット・チェーディーチェットテーオの中央仏塔はやや北寄りにあり、スコータイ様式でハスの花の蕾の形をなしている[6]。また多くの仏塔の様相は、スリランカ、ラーンナー、バガンの仏塔などさまざまな美術様式より影響を受ける。それら独特な方形の塔の基部には、見事なスコータイ様式の仏像を納める上方が丸く筒状の壁龕があり、表面に化粧しっくいが施されている。
寺域内には、礼拝堂(ウィハーン、wihan)、本堂(ウボーソット、ubosot)、5基の仏堂(モンドップ、mondop)、それに聖池があった。また寺院の周りは防御壁に囲まれ、もともとは堀に囲まれていた。
脚注
[編集]- ^ 金子 (1985)、113頁
- ^ a b “Wat Chedi Jet Thaew, Si Satchanalai Historical Park”. thaiwebsites.com. 2017年8月29日閲覧。
- ^ a b c “Wat Chedi Chet Taeo, Si Satchanalai, Thailand”. Asian Historical Architecture. orientalarchitecture.com. 2017年8月29日閲覧。
- ^ 中村浩『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、97-98頁。ISBN 978-4-8295-0701-8。
- ^ 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、220頁。ISBN 4-8396-0144-5。
- ^ 金子 (1985)、113-115頁
参考文献
[編集]- 金子民雄『スコータイ美術の旅』星雲社、1985年。ISBN 4-7952-8957-3。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ワット・チェディ・チェットテーオ, タイ国政府観光庁
- “Wat Chedi Chet Thaeo Si Satchanalai”, Thailand's World (Asia's World Pty Ltd)
- Wat Chedi Chet Thaeo, Renown Travel