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ワット・チェーディーチェットテーオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワット・チェーディーチェットテーオ
วัดเจดีย์เจ็ดแถว
Wat Chedi Chet Thaeo
基本情報
座標 北緯17度25分51秒 東経99度47分9秒 / 北緯17.43083度 東経99.78583度 / 17.43083; 99.78583座標: 北緯17度25分51秒 東経99度47分9秒 / 北緯17.43083度 東経99.78583度 / 17.43083; 99.78583
宗教 仏教
地区 シーサッチャナーライ郡
スコータイ県
タイ王国の旗 タイ
現況 遺跡
建設
様式 スコータイ様式
創設者 リタイ[1][2]
完成 14世紀末-15世紀初頭[3]
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ワット・チェーディーチェットテーオ (Wat Chedi Chet Thaeo、タイ語: วัดเจดีย์เจ็ดแถว) は、タイ北部スコータイ県シーサッチャナーライの旧市街となるシーサッチャナーライ歴史公園にある仏教寺院遺跡である。

歴史

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寺院は旧市内の中心にあり、その規模の大きさは、この寺院が王室のために構築されたことを示している。ラーマ6世が『プラルアン旅行記』(タイ語: เที่ยวเมืองพระร่วงRTGSTiew Muang Phra Ruang)に記したところによると、地元では、その寺院はかつてワット・カラヤナミット (Wat Kalayanimit) と呼ばれ、それはリタイ(在位1347-1368年/73年)の娘により建立されたものとされる。また、ダムロンラーチャーヌパープは、寺院はシーサッチャナーライを統治する王族の埋葬地であると考えた[3][4]

構造

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寺院名のチェーディー・チェット・テーオは、7列の仏塔(チェーディー)を意味する[2][3]ワット・チャーンロームの前方に位置するこの寺院は、シーサッチャナーライの市壁内にある遺跡のなかでも最重要寺院の1つであり、寺院は中央の仏塔のほか、異なる様式で大きさの違う32基の仏塔で構成されていることから[5]スコータイ王朝の寺院の中でも類のないものと見なされている。

ワット・チェーディーチェットテーオの中央仏塔はやや北寄りにあり、スコータイ様式でハスの花のの形をなしている[6]。また多くの仏塔の様相は、スリランカラーンナーバガンの仏塔などさまざまな美術様式より影響を受ける。それら独特な方形の塔の基部には、見事なスコータイ様式の仏像を納める上方が丸く筒状の壁龕があり、表面に化粧しっくいが施されている。

寺域内には、礼拝堂(ウィハーン、wihan)、本堂(ウボーソット、ubosot)、5基の仏堂(モンドップ、mondop)、それに聖池があった。また寺院の周りは防御壁に囲まれ、もともとは堀に囲まれていた。

脚注

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  1. ^ 金子 (1985)、113頁
  2. ^ a b Wat Chedi Jet Thaew, Si Satchanalai Historical Park”. thaiwebsites.com. 2017年8月29日閲覧。
  3. ^ a b c Wat Chedi Chet Taeo, Si Satchanalai, Thailand”. Asian Historical Architecture. orientalarchitecture.com. 2017年8月29日閲覧。
  4. ^ 中村浩『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、97-98頁。ISBN 978-4-8295-0701-8 
  5. ^ 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、220頁。ISBN 4-8396-0144-5 
  6. ^ 金子 (1985)、113-115頁

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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