ワニグチモダマ
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ワニグチモダマ | ||||||||||||||||||||||||
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ワニグチモダマの花
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Mucuna gigantea (Willd.) DC. |
ワニグチモダマ(鰐口藻玉[1]、学名:Mucuna gigantea[2])はマメ科トビカズラ属の常緑つる性木本。
特徴
[編集]葉は3出複葉でカショウクズマメに似るが、ほぼ無毛。小葉は10–15 cm、やや厚い革質で表面に光沢がある。頂小葉は卵状楕円形、側小葉はゆがんだ卵形で左右非相称[3]。若葉は黄色[1]がかった淡い色調を示す。花序は長い柄で葉腋から下垂し、淡黄緑色の花を10個程度つける[3]。花期は秋~春[4]、1–3月[5]。豆果は長さ4–14 cmの長楕円形で、翼があり平滑[1]。種子は厚みのある円形で直径2–3 cm、臍は非常に長く、外周の3/4に達する[5]。種子はモダマと同様に海流散布される[3][5]。和名は種子の形をワニの口にたとえ、同じマメ科のモダマと同様に海浜に漂着することによる[6]。
分布と生育環境
[編集]奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島、小浜島、新城島上地島、西表島、小笠原諸島[1][5]。先島諸島や今帰仁村の海岸に少数が自生[4]。海岸の林縁に生える[3][1]。国外では台湾、中国海南島、インド、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリアにも分布する[6][5]。環境省カテゴリー準絶滅危惧(NT)、沖縄県カテゴリー準絶滅危惧(NT)、竹富町希少野生動植物種[5]。
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 片野田逸朗『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年、214頁。ISBN 9784861244056。
- 米倉浩司; 梶田忠『ワニグチモダマ「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)』2003年 。2024年1月28日閲覧。
- 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。
- 大川智史; 林将之『琉球の樹木』文一総合出版、2016年。ISBN 9784829984024。
- 立石庸一「トビカズラ ワニグチモダマ」『朝日百科 植物の世界』、朝日新聞社、1997年。ISBN 4023800104。
- 沖縄県『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-菌類編・植物編-』2018年 。2024年1月28日閲覧。