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ワーナーブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワーナーブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター
エントランス
エントランス
施設情報
前身 としまえん
テーマ ハリー・ポッターシリーズファンタスティック・ビーストシリーズ
事業主体 ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン合同会社
管理運営 ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン合同会社
面積 約30,000 m2
開園 2023年6月16日
所在地 179-0074
東京都練馬区春日町一丁目1-7
位置 北緯35度44分22秒 東経139度38分22秒 / 北緯35.73944度 東経139.63944度 / 35.73944; 139.63944座標: 北緯35度44分22秒 東経139度38分22秒 / 北緯35.73944度 東経139.63944度 / 35.73944; 139.63944
公式サイト https://www.wbstudiotour.jp/
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ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター英語: Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter)は、東京都練馬区春日町にある、ウォークスルー型のエンターテインメント施設である。運営は、ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン合同会社イギリスロンドンにも同様の施設があり、世界では2番目の施設となる。建物面積は約3万平方メートルであり、スタジオツアーでは過去最大級の規模である。

施設では、映画ハリー・ポッターシリーズや、ファンタスティック・ビーストシリーズ制作の舞台裏を体験できる。映画に登場するセット・小道具・クリーチャー・衣装などを展示。なかには、撮影時実際に使われたアイテムも展示されている。このほか、視覚効果を使った体験型展示もあり。杖やローブなどを購入できるショップや、レストラン・カフェも併設されている。チケットは事前購入形式。各エリアにインストラクターが配置されているが、大広間以降は基本的に来場者のペースで観覧していく。

歴史

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  • 2020年
    • 6月12日…西武鉄道が、としまえんの閉業を発表。跡地に、ハリー・ポッター関連施設や防災公園を整備することを公表した。
    • 8月31日…としまえんが閉業。
  • 2021年
  • 2022年
    • 6月…開業に向けて正社員を募集。採用活動を開始した。
  • 2023年
    • 2月1日…公式サイトをリニューアルオープン。
    • 2月26日…フラッグ設置記念式典(除幕セレモニー)を開催。
    • 3月15日…開業日発表イベントを実施。6月16日にグランドオープンすることと、3月22日14:00にチケット発売が開始されることを発表した。9と3/4番線ホグワーツ特急も初披露となった。
    • 6月16日…練馬城址公園の整備予定地の一部をワーナー・ブラザースが借り受ける形で、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」開業。なお、練馬城址公園の一部は2023年5月より運営されている。

開発

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ロンドンの同施設に多くの観光客が来場したため、アジア東京に新しい拠点を作ることとなった。

その後、デベロッパー伊藤忠商事からの提案を踏まえて、候補地にとしまえん跡地が選ばれた。その理由について、ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン・バイスプレジデントである松尾俊宏氏は、都心から近いこと・緑や樹木が豊富であること・としまえんという歴史あるエンターテイメント施設があった地域であることだと述べている[1]

施設の施工は大成建設、設計は久米設計が担当した。施設内は、屋内エリアと屋外エリアに分けられている。主な分類は以下の通り。

屋内エリア

  • 大広間
  • 大理石の階段
  • ホグワーツ・ライフ
  • ホグワーツ・レッスン
  • 禁じられた森
  • 9と3/4番線
  • ロンドン魔法省
  • ほうきエクスペリエンス
  • ダイアゴン横丁 ほか

屋外エリア

  • バックロット
  • ハグリッドの小屋
  • バタービールバー
  • バックロットカフェ ほか

なお、歩行者の安全を考慮して、敷地内一部の壁を撤去し、遊歩道を建設した。

グランドオープン

施設は、2023年6月16日にオープンした。前日におこなわれたオープニング前夜祭 レッドカーペットイベントには、イヴァナ・リンチルーナ・ラブグッド役)、マシュー・ディビット・ルイスネビル・ロングボトム役)、トム・フェルトンドラコ・マルフォイ役)などが招かれた[2]

不祥事

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施設販売商品の銃刀法違反の疑い

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2024年11月26日、本施設運営会社の「ワーナー ブラザース スタジオジャパン」は同施設にて販売したゴドリック・グリフィンドールの剣を回収することを発表した。同商品は2023年5月27日から約11か月間販売され、計351本が市場に流通している[3][4]

運営会社によると、ゴドリック・グリフィンドールの剣に鋭利な部分があり、警察から銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)に違反する可能性があるとの指摘を受けたため、「販売上の懸念点を認識するに至った」と説明している[3][5][6]

脚注

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  1. ^ アジア初の「ハリー・ポッター」スタジオツアーはなぜ東京に誕生したのか? ワーナーVPに聞く”. Business Insider Japan. 2023年9月9日閲覧。
  2. ^ ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター オープンを記念し映画「ハリー・ポッター」の俳優たちがホグワーツに帰還!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2023年6月15日). 2023年6月25日閲覧。
  3. ^ a b 商品回収に関するお知らせ”. Warner Bros. Studio Tour Tokyo - The Making of Harry Potter (2024年11月26日). 2024年11月29日閲覧。
  4. ^ 日本放送協会 (2024年11月26日). “ハリー・ポッター グッズの“剣”を回収へ 銃刀法違反の疑いか”. NHKニュース. 2024年11月29日閲覧。
  5. ^ 斎藤孝則 (2024年11月26日). “ハリー・ポッター施設で販売の剣を回収 レプリカも銃刀法違反疑いか”. 朝日新聞. 2024年11月29日閲覧。
  6. ^ 日本テレビ (2024年11月27日). ““ハリー・ポッターの剣”回収…銃刀法違反の可能性 銃や剣のレプリカ、法律違反の基準は?”. 日テレNEWS NNN. 2024年11月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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