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ヴィクトリア (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ヴィクトリア』
ヴィクトリア・ベッカムスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップR&B
時間
レーベル ヴァージン・レコード
プロデュース ヨハン・オーベリ、ピーター・バイカー、アンドリュー・フランプトン、デヴィッド・フランク、アンダース・ハンソン、ケネス・カーリン 他
『ヴィクトリア』収録のシングル
  1. 「ノット・サッチ・アン・イノセント・ガール」
    リリース: 2001年9月17日
  2. 「ア・マインド・オブ・イッツ・オウン」
    リリース: 2002年2月11日
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ヴィクトリア』(: Victoria Beckham)は、イギリス女性歌手ヴィクトリア・ベッカムによる1枚目のスタジオアルバム。2001年10月1日ヴァージン・レコードからイギリスで発売された。日本では同年10月11日に東芝EMI(現:EMIミュージック・ジャパン)から発売された[1]

概要

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スパイス・ガールズのメンバー、ヴィクトリア・ベッカムのデビュー・ソロ・アルバム。ファースト・アルバムをリリースしたグループの最後のメンバーとなった。

アルバム発売に先立って発表されたシングル「ノット・サッチ・アン・イノセント・ガール」が全英シングルチャート6位を記録した。アルバム発売後、「ア・マインド・オブ・イッツ・オウン」がリカット・シングルとしてリリースされ、同チャート6位も記録した。

5曲目の 「I.O.U. 」はデビッド・ベッカムに捧げられた楽曲だとヴィクトリアが語っており[2]、アルバムの宣伝としてBBC Oneの『パーキンソン』などのテレビ番組で披露した[3]。12曲目の「エブリー・パート・オブ・ミー」は、当時一人息子だったブルックリンに捧げられた楽曲で、イントロとアウトロで彼自身の声がフィーチャーされている[4]

日本盤には「ノット・サッチ・アン・イノセント・ガール」のリミックス・バージョン2曲がボーナス・トラックとして収録されている。2003年3月5日、日本で廉価版として再発された[5]

アルバムの制作費は500万ポンド(約6億円)だったと報じられている[6]。その売れ行きが芳しくなかったため、2002年にヴァージンとの契約を終了した[6]。その後、テルスター・レコードに移籍し、デイモン・ダッシュ英語版のプロデュースで2枚目のアルバムの制作を開始したが、2004年の同レーベルの倒産によりリリースされることはなかった[7]。その結果、本作はベッカムの歌手生活における唯一のソロ・アルバムとなった。

批評

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CDジャーナルは「大物プロデューサーの手による、UKナンバー・ワンの人気者にふさわしい作品だ。」と批評した[8]

チャート成績

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イギリスのアルバム・チャートで最高10位を獲得し[9]、累計5.4万枚以上の売上を記録した[10]

収録曲

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CD
#タイトル作詞・作曲原題時間
1.「ノット・サッチ・アン・イノセント・ガール」スティーブ・キプナー、アンドリュー・フランプトンNot Such an Innocent Girl
2.「ア・マインド・オブ・イッツ・オウン」ヴィクトリア・ベッカム、スティーブ・キプナー、アンドリュー・フランプトンA Mind of Its Own
3.「ザット・カインド・オブ・ガール」スティーブ・キプナー、デイヴィッド・フランク、ジャック・クーゲルThat Kind of Girl
4.「ライク・ザット」ヴィクトリア・ベッカム、マット・プライムLike That
5.「ガールフレンド」ヴィクトリア・ベッカム、ハーヴィー・メイソン Jr.、デイモン・トーマス、デーン・バワーズ、J. バレンタインGirlfriend
6.「ミッドナイト・ファンタジー」ヴィクトリア・ベッカム、ヨハン・オーベリ、ポール・ラインMidnight Fantasy
7.「I.O.U」ヴィクトリア・ベッカム、アンドリュー・フランプトン、クリス・ブレイデI.O.U
8.「ノー・トリックス、ノー・ゲームズ」ヴィクトリア・ベッカム、スティーブ・キプナー、アンドリュー・フランプトンNo Trix, No Games
9.「アイ・ウィッシュ」カーステン・シャック、ケネス・カーリン、ピーター・バイク、ユージン・ワイルドI Wish
10.「ホワッチャ・トーキン・バウト」ヴィクトリア・ベッカム、カーステン・シャック、ケネス・カーリン、ネイト・バトラーWatcha Talkin' Bout
11.「アンコンディショナル・ラブ」ヴィクトリア・ベッカム、レット・ローレンスUnconditional Love
12.「エブリー・パート・オブ・ミー」ヴィクトリア・ベッカム、カーステン・シャック、ケネス・カーリン、エリカ・ヤンシー、ネイト・バトラーEvery Part of Me
13.「ノット・サッチ・アン・イノセント・ガール」(ロビー・リヴェラズ・メイン・ボーカル・ミックス) Not Such an Innocent Girl (Robbie Rivera's Main Vocal Mix)
14.「ノット・サッチ・アン・イノセント・ガール」(サンシップ・レディオ・エディット) Not Such an Innocent Girl (Sunship Radio Edit)
合計時間:

出典

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  1. ^ ヴィクトリア | ヴィクトリア・ベッカム”. オリコン. 2024年11月7日閲覧。
  2. ^ リサ・パルタ (2002年2月7日). “ヴィクトリアとデビッド・ベッカムのインタビュー”. OK!マガジン (第301号). 2024年11月8日閲覧。
  3. ^ Kylie trounces Posh in the battle of the pop babes”. Hello!マガジン (2001年9月23日). 2024年11月8日閲覧。
  4. ^ Battle of the pop giants”. BBCニュース (2001年9月28日). 2024年11月8日閲覧。
  5. ^ ヴィクトリア・ベッカム / VICTORIA [再発][廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年11月7日閲覧。
  6. ^ a b Posh parts with label”. BBCニュース (2002年6月5日). 2024年11月7日閲覧。
  7. ^ Victoria Beckham’s solo music career wasn’t the disaster you remember”. The Independent (2021年7月7日). 2024年11月7日閲覧。
  8. ^ ヴィクトリア・ベッカム / VICTORIA”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年11月7日閲覧。
  9. ^ Official Albums Chart, 6 October 2001 - 12 October 2001 | Official Charts”. オフィシャル・チャート・カンパニー. 2024年11月7日閲覧。
  10. ^ Albums turning 20 years old in 2021”. オフィシャル・チャート・カンパニー. 2024年11月7日閲覧。