ヴィンツェント・リューベック
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ヴィンツェント・リューベック Vincent Lübeck | |
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基本情報 | |
生誕 |
1654年 ドイツ、パディングビュッテル |
死没 |
1740年2月9日 ドイツ、ハンブルク |
職業 | 作曲家、オルガニスト |
活動期間 | 盛期バロック |
ヴィンツェント・リューベック(Vincent Lübeck 1654年 ブレーメン近郊パディングビュッテル - 1740年2月9日 ハンブルク)はドイツ盛期バロック音楽の作曲家・オルガニスト。同名の父親もオルガニストで、息子も同名(したがって3代続けてヴィンツェントと名乗った)。リューベックの姓は、当時の北ドイツの商業と音楽の中心地、リューベックに由来する。
生涯
[編集]少年時代をフレンスブルクに過ごす。1675年にシュターデのオルガニストとなり、演奏家・作曲家・教師として名声を勝ち得る。1702年にハンブルクの聖ニコライ教会に地位を得、終生にわたってこの座にあった(最晩年には同名の息子の輔佐を受けた)。この教会のパイプオルガンは、名匠アルプ・シュニットガーによって建造された、世界で最も美麗なオルガンの一つであった(ただし1842年の大火災により焼失)。
バッハは青年時代にハンブルクを訪ねた折に、ラインケンだけでなく、リューベックの演奏にも触れており、バッハの初期のオルガン作品には、両者の影響が歴然としている(またバッハは後年、リューベックやクーナウと同じく、自作の『クラヴィーア練習曲集』を世に送り出している)。
作品
[編集]長い生涯のわりに、ごく僅かな作品数しか現存しない。記念碑的なコラール《主イエス・キリストよ、われ汝の名を呼ぶ "Ich ruf zu Dir Herr Jesu Christ"》と6曲の《前奏曲とフーガ》のほか、4つのカンタータとコンチェルタート様式による1つのモテットがあり、チェンバロのための『クラヴィーア練習曲集』には《組曲ト長調》が含まれている。