ヴォル・オ・ヴァン
ヴォル・オ・ヴァン、ヴォロヴァン[1][2]（フランス語: vol-au-vent）は、フランス料理の1種。パイ生地で蓋付きの器を作り、中に詰め物を入れた料理[3]。この器を作る型のことも同名のヴォル・オ・ヴァン、ヴォロヴァンと呼ぶ[2]。
「ヴォル・オ・ヴァン」は「吹く風」[1]、「風で飛ぶ」[2]という意味である。
古典的なフランス料理ではあるが、フランスでも提供するレストランは少なくなっている[4]。
アントナン・カレームがヴォル・オ・ヴァンを考案し、19世紀初頭に自身のパティスリーで販売したのが最初とされる[5]。
出典
[編集]- ^ a b 『W07 世界のグルメ図鑑: 116の国と地域の名物料理を食の雑学とともに解説』地球の歩き方、2021年、89頁。ISBN 978-4059196228。
- ^ a b c “ヴォロヴァン”. 辻調おいしいネット. 2023年7月3日閲覧。
- ^ 下野隆祥「3 「井の中の蛙ではいけない」と痛感した有井剛氏」『世界一のサービス: 十年前のお客様を忘れない』PHP研究所、2012年。ISBN 978-4569808536。
- ^ 外川ゆい「作り続けることで、古典的なレシピの魅力を再確認する 北島素幸◉北島亭」『料理王国』2016年10月号、ジャパン・フード&リカー・アライアンス。
- ^ “19世紀フランス「シェフの王」アントナン・カレームの物語”. ナショナル ジオグラフィック日本版 (2022年1月23日). 2023年7月3日閲覧。
外部リンク
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