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一樋斎 芳琴(いっとうさい よしこと、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
歌川国芳の門人、大坂の人。一樋斎と号す。作画期は嘉永5年(1852年)から安政3年(1856年)にかけてで、中判の役者絵を残している。
- 「浅倉当吾(二代目嵐璃珏)」 中判錦絵 池田文庫所蔵 ※嘉永5年3月、大坂角の芝居『花雲佐倉曙』より。「江戸国芳門人 一樋斎芳琴」とあり
- 清水澄編 『浮世絵人名辞典』 美術倶楽部鑑定部、1978年
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年