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一次代謝産物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

一次代謝産物(いちじたいしゃさんぶつ、一次代謝物、: Primary metabolite)は、生物が自らの生存・成長のために合成する、また、必要なエネルギーを得るために分解するような物質である。一次代謝産物を産生する反応を一次代謝といい、異化同化炭酸同化・硝酸同化または窒素同化)も一次代謝である。糖類、アミノ酸類、核酸類、およびその重合体などで構成される。

種を超えた保存

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二次代謝が生物種特異的な反応なのに対し、一次代謝の過程は生物種を超えて保存されている。 例えば、以下のようなプロセスが当てはまる。

  • 解糖系はヒトから大腸菌まで基本的に共通する。
  • NADHを介してATPを合成する酸化的リン酸化、電子伝達系は好気性生物に共通する。
  • 光合成は緑色植物に共通する。


関連項目

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