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一港斎 永林(いっこうさい えいりん、生没年不詳)とは、明治時代の浮世絵師。
師系・経歴不明。明治5年(1872年)版行の錦絵11点が作として知られるのみであり、永林と称するが「永林信實」と署名したものもある。これらは全て横浜絵である。
- 「横浜名所之内」 大判錦絵10枚揃 ※明治5年。蒸気車館昌栄の図、本町朝きり、谷戸山雪中、厳島の杜、伊勢山大神宮、波戸場入船、渡せん場、野毛の眺望、鉄の橋朝さくら、大日本横浜根岸万国人競馬興行ノ図。師岡屋伊兵衛版
- 「横浜鉄道寮出車之図」 大判錦絵3枚続 ※明治5年
- 樋口弘 『幕末明治の浮世絵集成』 味燈書屋、1955年
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年