一箱古本市
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一箱古本市(ひとはこふるほんいち)は、段ボール箱一箱分程度の古本を持ちより販売するフリーマーケット型のイベント[1]。2000年代より日本各地で開催されている[2]。
主なイベント
[編集]- 不忍ブックストリート 一箱古本市(東京)(2005 - )[1][3][4]
- Book! Book! Sendai(宮城)(2008 - )[5]
- 円頓寺 本のさんぽみち(愛知)(2018 - )[6]
- BOOKUOKA(福岡)(2005 - )[7]
参加者
[編集]市井の本好き、書店員、出版社社員の別なく売り手、買い手として参加できる。
社会的意義
[編集]店舗商業のプロトタイプとしての役割があり、出店者が後に古書店を出店した例が数件ある。開催場所(地域商店等)の管理者-実行委員間のやりとり、趣味を媒介とした当日の参加者同士のやりとり等がソーシャルキャピタル醸成の契機となっていることが指摘されている。[2][8]また、書店を文化的インフラと考え、大型書店減少が続く中で日常の中に本のあるシーンを増やすことを目的のひとつに語る開催者もいる[9]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “伊勢河崎一箱古本市 - 一箱古本市とは”. sites.google.com. 2023年11月26日閲覧。
- ^ a b 石井 清輝 (2016). “素人参加型の「市」は何を生み出しうるのか 「一箱古本市」と手作り縁日を事例として”. 関東都市学会年報 17(0): 58-65.
- ^ 南陀楼 綾繁『一箱古本市の歩きかた』光文社、2009年。
- ^ “不忍ブックストリート 一箱古本市 (@hitohako) · X”. X (formerly Twitter). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “Book! Book! Sendai”. 2023年11月26日閲覧。
- ^ “円頓寺 本のさんぽみち”. 円頓寺 本のさんぽみち (2023年11月25日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “BOOKUOKA / ブックオカ 福岡を本の街に”. bookuoka.com. 2023年11月26日閲覧。
- ^ 岡野 裕行 (2022). “図書館情報学を通して図書館に出会う”. 中部図書館情報学会誌.
- ^ 黒田杏子『大学出版№136 特集「本のある場所」をつくる人たち』大学出版、2023年、7-11頁。